強迫性障害の全貌

強迫性障害の知識の普及 Link Free

日用品や食料品の買占め、買いだめ、やめましょう

マスクなどの清潔グッズは元々生産が少ないから今だと間に合いませんが、日用品や食料品は元々みんなが毎日使う分がありますから、みんなが普通に買っていれば、供給は間に合うのです。
焦って、買占めや買いだめする人が急に増えたので、生産や物流や品揃えなどが追い付かないのです。

日本人は人との調和を大事にするのが美徳ではなかったのでしょうか?
自分さえ食べ物があればという考えはマナーが良くありません。醜く汚れた暴力行為です。

買占めの人は、大量に商品を買いますから、レジで時間がかかり、買占めしないマナーの良い客を長時間待たせてしまう=人込みで危険に晒すことになりますので、それがマナー違反の買い方だと言うことを分かってください。

新型コロナによるダメージ(実害)には、二種類あります。
新型コロナに感染して病気になってしまう感染症でのダメージと、感染への恐怖とか感染予防、感染対策によるダメージです。
これは強迫性障害の人が、強迫観念だけでなく、強迫行為でもダメージを受けることと似ています。

新型コロナ感染症で重症とか重篤な病気になってしまう人は、全体の二割以内だと考えられていますから、みんなが感染しても、全体の八割ぐらいの人は、ほぼ無害であったり、それほど害は受けないのです。

ところが、感染恐怖とか感染対策でダメージを受ける人は、二割よもはるかに多く、本来ならほとんど害のない全体の八割ぐらいの人たちもダメージを受けることになります。

中には、若くて元気だから新型コロナなんか怖くないという人も多いのですが、そういう人でも感染している場合がありますから、感染者がいる間は、みんなが感染対策をしないといけなくなります。

全体的な感染対策や感染恐怖によって、日本経済が停滞しますから、感染恐怖がない人も、生活できなくなってしまうのではとか、生きられるかどうかの不安が強まります。
健康な普通の人にとっては、コロナ感染よりも、そのほうが怖いのです。
国としては感染対策をさせつつも、そういう人達を安心させないといけません。

感染対策というのは、強迫性障害の汚染恐怖や不潔恐怖の人の強迫行為や回避とほとんど同じですから、生活の効率が悪くなり、やらずに済むなら、やりたくないことです。
ですから、感染恐怖がない人は、感染対策もやろうとしませんが、そういう人が多いと、感染者が減らないので、やりたくなくてもやらないといけなくなっていて、そのことで、本来ならほとんど害のない全体の八割の人たちまでもダメージを受けています。

健康な人も含めて、全体的にダメージを減らすには、適度に感染対策しつつ、普通の人たちは、ある程度は普通に生活することも大事なことです。
このバランスが難しいのですが、今は、できるだけ感染対策(感染者を増やさないこと)を優先する段階です。
感染者がいるのが、ごく一部の地域だけになれば、あとは割と簡単ですが、そこまで行くには、害のない健康な普通の人たちも協力しなければできません。

逆にあきらめて、感染者が増えてもいいから、社会を回すとなれば、全体の二割ぐらいの人たちにとっては、確実に危険な社会になり、健康体かどうか微妙な人も、どう反応するかが分かりませんから、どうしても不安が高まり、大半の人が平常心でいることができません。

感染恐怖は精神的問題ですが、精神は行動にも影響を与えます。
恐怖感染してしまうと、頭でどう考えようと、恐怖が続いてしまって、精神的ダメージだけでなく、行動が束縛されるダメージもあります。

感染恐怖や感染対策によって日本全体が経済的に停滞して、日用品や食料品がなくなってしまうのではないか、という恐怖も起こり、そういう物の買占めや買いだめが起こって、実際にそういう物がなくなりやすくなって、さらに恐怖が強まり、我れ先にと、さらに買占めや買いだめが起こるという悪循環になります。
買占めや買いだめができる生活の人はいいのですが、そうできるほど、お金と時間にゆとりがない人もいますから、他の人のことも考えて、本当はこういう時期こそ、みんなが少しずつ買うようにしないといけません。

東京都などが外出を自粛するように言っていますが、そうするなら、パニックにならないようにしないといけないし、買占めや買いだめはしなくてもいいこと、してはいけないことだとというのも分からせないといけません。
外出を自粛するだけでは、生活面での安心感が得られませんし、結局、スーパーなどに人ごみ、行列ができて、感染リスクを高めてしまいます。

強迫性障害は、恐怖に強迫される=恐怖が離れなくなってしまう病気ですから、新型コロナに恐怖を感じれば、それも症状に悪影響します。
強迫性障害の人の汚れは、本人にしか分からないようなトラウマ的な汚れの場合も多いので、新型コロナはそんなに気にならないという人もいるかもしれませんが、恐怖情報が頭から離れなくなりますので、汚染恐怖のある多くの人にとっては、余計な心配がまた1つ増えたと言う感じではないでしょうか。
回避や洗浄などの強迫行為も悪化するでしょうし、抑うつ(うつ病)も悪化しやすいでしょう。

汚染恐怖や不潔恐怖の人は、以前から、いろんな汚染対策をしていますが、今は世界レベルで強迫行為や回避が行われているのです。
結局、感染とか汚染は、それを防ぐ行為をするしかないのですが、そのための必需品が品切れ、品薄になっているので、そのことも憂鬱でしょう。

新型コロナ感染恐怖症は、強迫性障害ではなく、特定のことへの恐怖症ですから、普通の人であれば、恐怖対象がなくなれば(感染者がいなくなれば)、あっさり治ります。
感染することへの(未来的)恐怖ですから、恐怖対象に慣れたりして怖くなくなれば、感染してもいいかと思えるようになりますが、そういう人は恐怖に強い人なので、最初から恐怖症にならないでしょう。

普通レベルのストレス耐性と精神状態の人であれば、回避的生活はストレスになりますから、一時的に恐怖症になっても、自由になろうとその恐怖と戦おうとします。
ですから、恐怖が弱まりやすく、治りも早いのです。

新型コロナに感染することと、それによって重篤な病気になってしまうことは別の話です。
熱がないから、感染していないとも限りませんし、感染してもなんともない人もいますが、一部の人達は、免疫力がなくて大きなダメージを受けたり、逆に免疫機能が暴走し過ぎて、コロナそのものというよりも、それに対する免疫機能自体で大きなダメージを受けます。

感染者が増えるほど、一部のハイリスクな人たちへの感染も増えますから、できるだけ感染は防がないといけませんが、感染恐怖とか感染対策で健康な人たちまでも大きなダメージを受けてしまいますから、適度に感染対策をしつつ、普通の人たちは普通にすることも大事です。

国としても、健康な人達には普通にしていてほしいのですが、そう言ってしまうと、ハイリスクな人達への感染が増えてしまいますから、パニックにならないレベルで、危機感をもってもらうしかないのです。

ところがマスコミは情報を売るために過激で衝撃的な記事にしたり、一部の無能な政治家は国民の恐怖心を煽って、パニックにするようなことだけをしています。

そういう悪影響を受けないためには、情報を鵜呑みせずに、考えてみることも大事です。

新型コロナ感染恐怖は、感染者でなければ、基本的にはそれに関する情報が引き起こします。
その情報が理解できなかったり、理解した上で怖いと思わない人は、感染恐怖も起こりません。
しかし感染恐怖がない人も、物事の理解力があれば、日本が経済的に停滞したり、社会が混乱すれば、別の意味での恐怖が起こります。
実際に多くの企業が経営難になって、コロナとは別の意味での恐怖感が社会全体にある状況です。

感染恐怖症の人は、それに関する恐怖情報をあまり見聞きしないほうが良いとは言われていますが、感染を防ぐにはその情報が無いとできませんし、中途半端な情報での中途半端な知識による誤解も、恐怖を強める原因になりますから、その恐怖があるからこそ、どういう病気かと知ろうとするのです。

普通の人でも確実に安全ではないのですから、やはり不安が浮かびます。

コロナの場合は、手などの皮膚に付着するだけでは感染症にはなりません。
コロナが付いた手で何かを触れば、その何かも汚染され、それを誰かが触れば、その人も汚染されますが、コロナが付いた汚い手でも、それを口とか鼻に入れたり、手づかみで食べ物を食べなければ問題ないです。

しかし、それが分かっていても、うっかりそうしてしまうかもしれませんし、不快感とか不安が精神的な害にはなりますから、付着したように思えるだけでも感染恐怖の害はあります。
感染恐怖は強迫性が強いので、その思いを静めるためには、その心配を無くす行為をするしかありません。
消毒や洗浄、回避などです。

飲食店は食器とかコップをしっかりと洗浄してるかどうか分かりませんし、パン屋さんのトレーとかも軽く拭いてはいますが、殺菌力が弱いと、手で持つ部分の汚れをトレーのパンを置く部分に広めてしまうことになり、あまり清潔ではない場合もあります。
飲食店に入ってもらうためには、そういう面で、いかに感染対策をしているかアピールしたほうが良いでしょう。
こういう時期には、パンを直接トレーに乗せるのは止めて、袋詰めしておくとか、飲食店はお弁当とかテイクアウトのみにしたほうが良いかもしれません。

直接的な接触による感染は防ぎやすいのですが、空気を伝った感染が対策しにくいのです。
マスクは隙間から空気がもれますので不完全ですが、空気感染はしない(タバコの煙のように長時間空中に浮かんでいない)と言われているので、ある程度の効果はあるし、誰もしてないよりは、みんなが、お互いにしていれば安全です。
何より精神的な安心感が得られる効果のほうが大きいです。

ただ、マスクが足りませんので、ガーゼか何かをマスクの内側にはさんで、そのガーゼだけを時々洗って、マスクは使い続けるとかして長持ちさせましょう。
マスクケースは、マスクの表面の汚れがケースの内側に付いて、そこにまたマスクを入れると、マスクの内側が汚染されます。
マスクの内側を毎回きれいなペーパーでカバーしたり、折り畳んで入れたり、家なら吊るすように保存するのが良いでしょう。

マスクがあっても、換気が悪く、人の多い場所は危険です。

病院、クリニック、調剤薬局などは、強力な換気扇があると良いです。

精神障害の人には、恐怖情報を避けたり、恐怖情報で汚れる人もいますから、待合室でテレビ番組を垂れ流すのはやめましょう。
患者はテレビを見に行きたいのではないのですから、テレビはなくてもいいのです。不快な新聞や雑誌もいりません。
どうしても置くなら、イメージの良い本を置いたり、癒し系の映像を流すなどして、患者の精神衛生、精神的な安全面も配慮してください。

病院の待合室が、恐怖や不安を強めたり、病気を悪化させる場所であってはいけません。
過敏性の精神障害者のことも考えて、清潔感のある心地良い場所にしましょう。

強迫症の人が利用困難な場所は、屋外よりも建物の中で、長期間洗浄されてない不特定多数が利用する場所です。
イベントホール、ライブハウスなども汚染恐怖の人には利用困難で、ミュージシャンのコンサートなどにも行けないのですが、そういう場所が、今は普通の人にも利用困難になっています。

本来そういう楽しみを求める人達は、精神的に元気な人が多く、回避的な生活が苦手なので、今の状況をなんとか変えようとしますが、そういう人達が感染させやすくもしているので、空気を読んで行動しましょう。

ミュージシャンは、こういうときは映像でライブ放送するとか、音楽そのものを売ればいいのです。


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