強迫性障害の全貌

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普通の人でもできる感染症対策のまとめ その三

接触感染の誤解が増えています。

新型コロナは、口、鼻、目以外からは体内に入れません。

接触で感染するのではなく、病原体が接触経由で、口や鼻や目に入ると感染する可能性があるのです。

物から感染すると言っても、皮膚に付着したり、触っただけでは感染しません。

共用物とか、みんなが触った物とか、他人の肌とか、何を触ろうが、基本的には、その手で、首から上と、食べ物を直接触らなければ、接触だけでは感染する可能性は無いのです。

接触感染を具体的に説明します。

素手での接触を避けて、普段からゴム手袋などをするのも良いのですが、共用物などを触れば、そのゴム手袋の表面には、新型コロナが付着する可能性があります。
食品の袋やパッケージにも付着している可能性はありますので、スーパーなどで、パン(例えばコロネ)を買おうと手に取れば、パンの袋に付着していた新型コロナが、ゴム手袋の表面に付着します。
ゴム手袋には、共用物に付着していた新型コロナも付着していましたから、それがパンの袋の表面にも付着します。

レジで会計する時に、そのゴム手袋をした手で自分の持ち物(例えば財布など)を触れば、その持ち物にも新型コロナが付着します。
その財布には元々から(お金などに付着していた)新型コロナが付着していた可能性もありますから、それがゴム手袋の表面に付着します。

その後、汚れたゴム手袋を取って、素手でその持ち物とか、パンの袋を触れば、今度は素手に新型コロナが付着します。
ゴム手袋を取る時に、ゴム手袋の表面に触れた場合、そこに付着していた新型コロナも素手に付着します。

ただ、素手に付着しようが感染しませんので、その手を洗えばいいのです。

しかし、その素手で、水道の蛇口(ハンドル)を開ければ、今度は、ハンドルに新型コロナが付着します。
念入りに手を洗ってから、蛇口のハンドルを閉めれば、ハンドルに付着していた新型コロナが、せっかく洗った手にまた付着します。

その手で、パンの袋を開ければ、パンの袋の表面に付着していた新型コロナも、手に付着します。

その手で、パン(コロネ)を直接手づかみして食べると、手に付着していた新型コロナが体内に入ります。

共用物に付着していた物とか、財布に元々から付いた物とか、パンの袋に付着していた物とか、いろんな場所に付着していた新型コロナが体内に運ばれてしまいました。

それでも、その新型コロナが粘膜に必ず感染するとは言えませんが、感染した場合、これが接触感染になります。

これを防ぐために、日常の感染対策としてしたいことは、

何を触ってもいいが、消毒したり、洗ってない手では、首から上と、食べ物、洗ってある食器類を直接触らないこと。

水道の蛇口がハンドル式の場合(ハンドルに高さがあれば)、(汚い手では)下のほうを摘んで開けて、(きれいな手では)上のほうを摘んで閉めることで、手への再汚染を防げます。
レバー式などの場合も、開ける時、閉める時で、レバーに触れる部分を変えます。

外出時の手洗いで、ハンドル式の場合、そういうことはできないので、手を洗わずに、自分用の消毒液とか、除菌(アルコール)ペーパーなどを使ったほうが安全です。
どうしても洗いたい時は、閉める時に、ハンドペーパーなどで手の水分を取ってから、新しいハンドペーパーでハンドルを摘んで、ハンドルに手が触れないようにします。

ただ、外出時の場合、直接感染では、食事の心配ぐらいなので、しっかり手洗いできなくても、食べる時に、箸などを使って、食べ物を直接触らないことができれば、感染しないのです。

外出時の問題は、直接接触よりも、飛沫感染などの空気を伝った感染のほうが対策が困難なのです。

細かいことはいろいろありますが、基本は、マスクをして、人との距離を2メートル空け、話す時は小声で、複数人がいる室内や建物は、できる限り換気をすること。
などですが、前回書いたように、新型コロナが乾燥に強いとしたら、空気感染に近いこともありえることになります。

もし乾燥に強いのであれば、物に付着した飛沫(シブキ)が乾燥して、その中に包まれていた新型コロナが空気中に浮かび、それを吸い込むことで、感染する可能性さえあります。
これは物の表面を清潔にすることで防げますが、接触感染ではなく、空気感染です。

飛沫感染・・・飛沫(シブキ)による感染
空気感染・・・飛沫核による感染

病原体は唾液などの飛沫(シブキ)に包まれているのですが、飛沫核というのは、飛沫の水分が乾いて、病原体そのものになったような状態で、小さくて軽いので、空気中に残りやすくなります。
飛沫核感染=空気感染となりますが、病原体を包む水分がなかったり少ないので、乾燥しやすく、乾燥で感染力を無くす病原体であれば、吸っても無害なので、空気感染しません。

乾燥しても感染力のある病原体は、広範囲で空気感染が起こります。

しかし新型コロナは、少なくとも日本では、そういう空気感染と言える程の大規模集団感染が起こってないことになっていて、本当にそうであれば、特別に乾燥に強いということもなさそうです。

ということは、乾燥で感染力を無くすが、ある程度は乾燥に強く、換気の悪い室内などで、空気感染に近いことが起こり、新型コロナはこれかもしれないと考えられます。

基本は、乾燥で感染力を無くすから、広範囲まで広がる内に、乾燥して無害化するが、せまい範囲とか密室であると、感染力が保持されやすく、空気感染する。

病原体を含む飛沫(シブキ)は、乾燥することで、飛沫核(シブキに包まれていない病原体そのもの)に変わり、飛沫は重いので落下するが、飛沫核は小さく軽いので、空気中に長く漂いやすい。
飛沫はマスクで防げるが、飛沫核はマスクを通過したり、隙間から入りやすく、N95マスクがあれば有効ではあるが、一般人がこれを防ぐのは困難。

感染者の多い病院内は、日本の場合、患者ごとに隔離していると思いますが、検査を受けてない症状のない感染者も多くいますから、会社などの休憩室とか食堂も(食べる時はマスクをしないので)、人と距離を空けないと結構危険です。

前回書いた、室内は乾燥か加湿かどちらが良いのか?ですが。

新型コロナは空気感染しないと考えられているので、乾燥に弱いはずではあるが、乾燥した部屋よりも、50%前後の湿度の部屋で、感染力が弱まるという研究結果がある。

しかし、高湿度過ぎると、感染力は弱まらないという研究もあるので、もしかすると、水分に弱いわけでもなく、飛沫に包まれた時のように水分に満たされた状態であると、感染力は弱まり難いことも考えられる。

乾燥した室内では感染力は弱まらないという研究結果もあり、そうであれば、新型コロナは、飛沫の水分に包まれない状態(飛沫核)になっても、感染力は弱まり難いことが考えられる。

基本は、乾燥することで感染力を無くすが、やや乾燥には強く、換気の悪い場所だと、細かい飛沫や飛沫核で、空気感染に近い小規模の集団感染がありえる。と考えられます。

新型コロナは日光・高温・多湿で威力弱まる
https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2020/04/post-93230.php
前回の記事で参考にしたこの実験ですが、よく読むと、威力を半減させるまでの時間を調べただけで、感染力は残っている可能性もあり、そういう意味では、日光とか熱に弱いと言う常識的な結果にも思えます。

病原体が、ミストのように空気中に浮かんでいる場合、室内が乾燥しているよりは、高湿度のほうが、病原体に水蒸気が付着して床に落ちたり、物に付着しやすくなり、人が吸引する確率は下がります。
ただ、その実験ではそういう意味ではなく、温度や湿度で、コロナそのものの感染力がどれだけ変化するかです。

湿度といってもコロナは小さいので、その表面にどれだけ水分があって、それが、どれだけ乾き難いかという違いしかありません。
表面に付着した水分の水温は、室温で変化しますから、高温多湿に弱いならば、温まった水分に弱いのかもしれません。

他の研究では、湿度が高過ぎると、感染力が弱まらないというのもありますが、室温が同じでも、付着する水滴が多すぎると、表面が高温にならないし、湿度が高過ぎれば、乾くまでに時間がかかるからとも言えそうです。

高温多湿よりも高温乾燥だとコロナが弱まり難いとしたら、乾燥で表面に付着する水気がないので、コロナに気温、室温の熱が伝わりにくいからかもしれません。

そういう意味では、その実験は、新型コロナは、暖かい室温と、温まった水分に弱いと言っているようなものです。

お湯で、威力が半減するかは実験しないと分かりませんが、数時間かければ、水よりは感染力が弱まりやすそうです。
しかし、お湯に入れたままだと、乾燥しませんから、感染力はなくならない可能性が強いです。

ただ、そのアメリカの実験でも感染力が無くなったとは書いてありませんから、お湯での長時間消毒と似たようなレベルの話かもしれません。

熱に弱いのは常識的で、かなりの高温で急速に乾燥させれば、一番、早く感染力を無くせるのでは?
しかしそれは人間も危険です。

人がいられるぐらいの高温多湿の室内では、人にもコロナにとっても優しいのですが、コロナにとっては、徐々に温まって弱った後に、感染力を半減するのでしょう。

それを早めるのが日光ということ。
ですが、手肌用の消毒液を飲んではいけないのと同じように、紫外線にも殺菌消毒効果がある分、刺激もあります。
特に粘膜は刺激に弱いので、口の中を紫外線ランプで長時間照らしたりとかは、止めたほうが良いかもしれません。どの道、奥のほうまでは照らせませんし。

高温多湿の部屋にしても、威力を半減させるまでに数時間がかかるし、適度な湿度を保ったまま窓を開けて換気をするのは難しい。

日本政府はこういう基本的なことの実験はしないので、加湿、除湿、どちらがいいのかはまだ分かりませんが、できるだけ換気して空気中の病原体を室外に出したほうが早そうです。

その上で、室内に日光が入るならば、それもすると効果的ということになります。

風通しの良い、日の当たる部屋、こういうのは人間にも良いのですが、あんまり窓を開けたくない場合、換気扇を使うと良さそうです。

この感染症の場合、対策の基本としては、病原体を口や鼻や目に入れないようにすることだけです。

触っただけでは感染しませんが、汚染しますから、消毒したり洗ってない手では、首から上と、食べ物、洗ってある食器類、寝具を直接触らないことは気を付けましょう。


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