強迫性障害の全貌

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HSPと強迫性障害とトラウマの関係

HSP・・・些細な刺激が気になってしまう気質

強迫性障害・・・些細な刺激が気になってしまう病気

普通の感覚の人でも、大きなショックを受ければ、トラウマになってPTSD症状が出ることはありますが、強迫性障害の人の場合、普通はトラウマにならないことでトラウマになって、PTSDと同様の症状が出ます。

HSPだとトラウマができやすいというよりは、強迫性障害の多くの人はHSP/HSCでもあるので、感受性の強さから、普通はトラウマにならない(一般的には些細なこと、普通なら強いショックを受けないこと)でも深く傷付き、PTSDになりやすいのです。
しかし普通の人ではなく、強迫性障害であることで、そのトラウマ記憶に強迫されて、普通のPTSDにき見られないような、トラウマ強迫(トラウマの強迫観念化)により、人によってはトラウマ汚染の症状なども出ます。

PTSDはトラウマに悩まされる病気で、強迫性障害は、かもしれないという不安(強迫観念)に悩まされる病気と言う説明は間違いです。

強迫性障害の人は、周りからの刺激や情報、自分の内面の思いや感情などに、病的に敏感であるからこそ、かもしれないという不安な思いも強まるのです。

過敏性によって、気になったことは気になったままになり、不安なことは不安なままになり、なかなかその思いが離れない、それが強迫状態です。
現に様々な刺激に強迫されているからこそ、不安や心配も常に付きまとうのです。

強迫観念は、基本的には、強迫的で不快な思いや考えイメージのことですが、先のことへの不安だけではありません。
記憶も思いですから、過去の嫌なことへの思いとか、その記憶自体も強迫観念になります。
当然、「汚された」という汚染の強迫観念のように、今現在の現実のストレスでも強迫観念は浮かびます。

強迫性障害であると、現在、過去、未来の全ての思考やイメージは、強迫観念化するのです。
強迫観念は、妄想や幻覚のように架空のことでの苦痛ではなく、現実のことでの苦痛への反応で浮かびますから、多くの場合、頭の中だけでは対処できずに、現実を変えるために強迫行為をするしかなくなります。
強迫性障害のストレス対象は現実のことなので、頭の中だけの強迫行為であっても、現実を変えるための行動なのです。

過敏な人は、トラウマの記憶も消え難くなり、反復性も強まり、トラウマの記憶が、強迫観念(強迫的な不快な思い)になります。
強迫性障害としてのトラウマ強迫は、通常のPTSDよりもトラウマによるショックやストレスが大きく、トラウマの付着力も強まりますから、トラウマに汚いイメージがあれば、トラウマ記憶の想起やトラウマ関連の物事を拒絶して避けてしまうだけでなく、そういったことで汚れてしまう症状が出ます。

普通の人はトラウマでPTSDになったり、ストレスでうつ病にはなりますが、強迫性障害にはなりません。
HSPの人は、PTSDにもうつ病にもなりやすいし、強迫性障害にもなります。
敏感であれば、不快な刺激を受けやすく、それは強迫状態になりやすいということです。

強迫とは何でしょう?

「こうしなければならない」「こうあるべき」という強いこだわり自体にとらわれることを強迫という場合もありますが、それは強迫性パーソナリティ障害や、自閉症的なこだわりですから、強迫性障害でいう強迫とは別のことです。

強い欲求的な思いがあって、なにかをしなければならないことも強迫と言いますが、これは、依存症的な行為とか、衝動抑制障害的な症状なので、強迫性障害でいう強迫とは別のことです。

そういうこだわりや欲求が強いと、それができない、そうではない状況で、強迫観念のような不快な思いが浮かぶのですが、それは強迫症の強迫観念ではありません。

本来の強迫性障害の場合、過敏でストレス耐性がないことで、現実のストレスや強迫観念に耐えられず、その苦痛を対処しようと、しなければならない行為があるのです。
それは、できればしたくないことです。
強迫観念が先にあって、その苦痛の対処として、仕方なく強迫行為をするのです。

強迫性障害の人は、強迫観念や強迫行為を不合理ないし過剰と思っているという説明がありますが、強迫性障害の人の不合理というのは、苦痛の対処として強迫行為が度が過ぎている(行為が苦痛の度合いに吊り合わない)という意味ではありません。

些細な不安や軽い苦痛なのに行為が過剰と言うことではなく、苦痛が大きいほど、強迫行為も過剰になりますが、強迫症の人は、普通のこともするし、普通のレベルも分かっていますから、その普通レベルと比べて、行為が過剰に思えると言うことです。
強迫観念の内容も一般の人が気にしないようなことを気にしていることも分かるし、普通の人なら思わないような変わった考えで、異常なことを過剰にしている、しかもその行為自体も苦痛なのに、しなければならないという意味での不合理感を持つのです。

幻覚や妄想にとらわれている人には、そういう不合理感がありません。
強迫観念は現実反応の思考ですから、現実の普通のことや、他の人のことも分かるからこそ、普通なら思わずに済むこと、普通ならやらずに済むことに悩み、不合理感があるのです。
幻覚や妄想状態ではないので、強迫観念の内容以外はまともですから、それを人に話さない限りは、まともにも見えます。

ただ、普通の人とは感覚が違うし、内面が普通ではない傾向が強いので、重症であるほど、人との付き合いや社会適応が困難になります。

強迫性障害は、実際には神経過敏ではないが、ものの考え方の癖などで、神経過敏のような症状が出てしまうという説明は間違いです。
考え方の癖とか心理的原因でなければ心理療法認知行動療法で治せないから、そう言われるようになっただけです。

一部の人は、性格的な考え方の問題で、強迫性障害になりますが、器質的な神経過敏と強迫性障害は切り離せません。

神経が過度に敏感であることで、それに合った思考が生じて、強迫観念となります。

HSPは神経の障害であり、神経過敏がストレスで悪化すると、強迫性障害という神経と精神の障害になります。
神経と精神は結び付いているからです。

神経が過敏だと、ストレスに晒されやすく、そのダメージも消えなくなりますから、強迫観念もなかなか消えてくれません。
強迫性障害だとその苦痛は常にあるのですが、普通の人のようにストレスに慣らすことができないので、それを対処するために強迫行為(洗浄など)をするしかなくなります。

その行為を嫌でも長時間しないといけなくなってしまう苦痛に耐えられず、それをせずに済むようにと、生活が回避的になりますが、その回避もしたくてしていることではないので、それも行動と精神を束縛します。
その苦痛から何か行動をすれば、ストレスに晒されるので、生きている限り、強迫症状が続くことになります。

強迫観念は慢性症状なので、いつでもそういうことでの嫌悪や不安や警戒心が続くのですが、強迫観念もトラウマ記憶も反復性があり、それ自体が苦痛である上に、その対象のストレスに晒されることで、ショックを再体験してそれがまたトラウマとなって、余計に強迫観念(ストレス対象に対する嫌悪や不安と結び付いた思い)も強固になってしまいます。

そういう病気の特性から、過敏性の強迫性障害(本来の強迫症)は、治らないままに、必然的に悪化していくのです。

ではどうすれば良いかを、次回以降にまた書き続けます。


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飲食で感染対策は?/正常な手洗いと異常な手洗いの違い

厚労省は食品からの感染は確認されていないとか言っていますが、それは、接触感染(手などに病原体が付着して、その手で口や鼻の粘膜を触ることで、体内に取り込まれる感染)自体が確認し難いことだからです。

病原体に汚染された手で、直接、口や鼻の中を触ることはそんなに多くないはずですが、汚い手で鼻をかんだりすれば、手や鼻の表面に付着していた病原体が鼻の中に入る危険はあるし、水やお湯で髪や顔を洗うときに、髪や顔に付着していた病原体が口や鼻の中に流れ込む可能性もなくはないです。

しかし、それよりも、汚染された手で食べ物を直接触って食べて体内に入ることのほうが、多いのではないでしょうか。

仮に新型コロナが圧力とか摩擦ですぐに潰れて感染力を無くすとかなら、噛んで食べることで潰せますから感染し難くなります。
とても小さいので、実際そんなに脆いのかは分かりませんが、そんなに噛まなかったとしても、食べ物に混ざって胃のほうに行けば、口や喉の粘膜に付着する確率は低くなります。

そう考えると、食べ物で感染する可能性は低そうですが、もし口や喉の粘膜に付着したままになれば、感染してしまうことも考えられますから、汚い手では直接食べ物を触らないように注意してください。

売っている食べ物は基本的に衛生管理されていますが、電子レンジなどでもいいので、加熱したほうが安全です。

粘膜からは感染しますが、手で触るだけでは感染しません。
新型コロナは小さいのですが、それでも皮膚から浸透するほどの小ささではないし、特に手のひらは毛穴とかもないので、十分にブロックするのです。
皮膚に感染する微小病原体もありますが、その多くは皮膚に症状が出る病気になり、新型コロナはその種の病気にはなりません。

もし触っても、口、鼻、目に入れないならば、安全なのですが、そういう注意ができない人もいるし、触るだけでも感染恐怖は強まるし、その手で、公共物やみんなが触れる物を触ると、汚染が拡大してしまうので、頻繁に消毒や手洗いをしましょうと言われているのです。

新型コロナは、エンベロープ(外殻)を潰したり溶かせば感染力を無くすという話が多いのですが、エンベロープはとても固いのか、それとも脆いのかどちらなのでしょう?
空気感染しない=エンベロープが完全乾燥ですぐに砕けるとしたら、摩擦などにも弱いはずなので、指で強く擦り合わせたりするだけでも潰せるかもしれませんが、新型コロナの固さ的な強度の実験結果が無いのではっきりしません。

それで消毒か洗い流すのが確実なのですが、消毒と言っても、新型コロナは単独では動いたりも増えたりも何にもできませんし、エンベロープ脂溶性なので、手などに付着しているだけなら、とても小さな油汚れみたいな物です。
エンベロープ(脂)を溶かせる物ならなんでも消毒に使えますから、食器などに付着していても普通の食器用洗剤で洗い流せます。
ですから、飲食店などで、お客さんが使用した食器類に関しては、前々から衛生管理をしっかりしているお店なら、特別なことはしなくても良いでしょうが、安心して利用してもらうためには、衛生的であることをアピールしたほうが良さそうです。

飲食店で食器に付着するとしたら、空気中の飛沫(シブキ)、エアロゾル(小さなシブキ)、飛沫核(飛沫の水分が乾燥した状態の病原体)がいつのまにか付着してしまうとか、汚染されている手で食器を触るとかになりますから、店内の換気を良くして、調理場などで洗浄済みの食器などを触る前には、しっかりと手を洗ってください。

飲み物はどうでしょう?

喉が渇いたら水を飲むことで潤いますが、それは喉の粘膜に飲んだ水の水分が少し付着するからです。
ということは、仮にその水に病原体が入っていたら、喉の粘膜に付着してしまう可能性があります。

飲み物に病原体が入るとしたら、飲食店のコップなどがあんまり洗ってなくて、ということは少ないと思いますが、飲食店の空気中に漂っていた小さな飛沫(シブキ)やエアロゾルや飛沫核(乾燥コロナ)がコップの中に入ることは考えられます。

それを飲んでも、ほとんどは胃のほうに流れていくのですが、もし口の中や喉の粘膜に残ってしまったら、感染してしまうことも考えられます。

胃のほうに流れていけば大丈夫なのかははっきりしていませんが、口や喉の粘膜に付着したままよりは感染し難いはずです。

ですから、カフェとか飲食店でドリンクを飲んだ後に、ペットボトルの水などを多めに飲んで、粘膜に付着したドリンクを胃に流し込めば、少しは安全かもしれません。

症状の無い感染者も多いので、入り口で感染者かそうでないかを区別する方法はありませんし、店内飲食の利用者はマスクしたままというわけにはいきませんから、客席の間を2メートル空けるとか、シートとか何かで区切るとかしたほうが安全です。

空調に関しては、窓やドアの開放が難しいなら、強力な換気扇を取り付けるか、有効なフィルター(HEPAフィルターなど)の付いた空気清浄機を設置すると良いでしょう。

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手洗いの蛇口は自動水栓の所が多いと思いますが、手動ハンドルであれば、できるだけ自動水栓(手をかざすと自動で出る非接触式)にしてください。

手洗い用のハンドソープもオートディスペンサーにしてください。

入り口に消毒液を置く場合、手動のポンプ式ボトルではなく、オートディスペンサー(非接触式で自動で出るタイプ)にしてください。
飲食店、カフェ、居酒屋などの入り口に置くなら、フロアスタンド付きがお客さんの目に止まりますから自然と誘導できて向いています。

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普通のポンプ式ボトルだと押す部分を汚い手でみんなが触りますから、消毒が不十分だと逆に感染リスクがあります。
オートディスペンサーの機器(自動消毒器)は非接触式で、安心清潔です。
ただし、手荒れとかの問題で、自分用の消毒液(携帯ボトル)を使いたい人もいますから、そういう人にまで使用を強制するべきではありません。

最近は消毒ブームですが、強迫症の人の汚染の強迫観念は消毒だけでは消えません。
軽い不潔恐怖の人なら、消毒だけで済むことも、汚染恐怖(洗浄強迫)の場合、洗浄しないと汚れが落ちないので、消毒するだけでは不十分なのです。

汚染区域(外出中)では、とりあえず除菌ペーパーで済ましても、清潔区域(自室など)では、ほとんどの物(ちゃんと洗い流せない物)を触った後には、いちいち手に汚れが付着して、いちいち手を洗わないといけなくなります。
汚い物を触ると、その手では、きれいな物が触れなくなります。
それが汚染恐怖の基本ですが、強迫観念の汚れには、精神的な汚れも含まれますから、様々な症状が出ます。

強迫状態と言うのは、現実の刺激、それと結び付いた思考や不快な感情、それが強迫観念として記憶に刻みついてなかなか消えないという、嫌なことの付着状態です。
何らかの「気付き」「感覚」それが不快であると、長く残ってしまうのが、強迫状態なのです。
現在、過去、未来、現実の刺激か、思考の刺激かに関わらず、どの時点のことであろうと、不安や恐怖や嫌悪が起これば、それがなかなか消えないし、憂鬱感、焦燥感、そういう「感じ」が起こると、その不快な感じも強まり、なかなか離れてくれません。
それらに長々と強迫されることになり、その苦痛も続きます。

過敏性により、普通の人なら刺激にならない些細なことでも気になってしまうだけでなく、気になったことの強迫性が強まり、それがなかなか離れなくなって苦しむのです。

強迫性障害の人は、過敏であることで、強迫されることに弱く、その強迫のストレスを和らげるためになんらかの行為をするのですが、それをしなければならない状態も強迫になって、本来はやりたくないのですが、それ以上にその行為をさせる原因のストレスが苦痛なので、その行為を止められないのです。

止められないと言っても、依存症と違い、それをしたいわけではないのです。

一般会話では、「こうしなければならない」という強い思いを強迫観念ということがありますが、「こうしなければならない」としてもそれがやりたいことなら、欲求的な行動とか依存症的な行為であり、その強迫感は強迫症の強迫とは別なのです。

やりたいことにとらわれたり、それをしたいという思いは、よほどその欲求での衝動のコントロールに弱い面があれば、依存症になりますが、普通の人にもよくあることで、ある程度なら、自然なことです。

そうではなく、楽しくも無い、やりたくもないことを、しないといけないとしたら、そこには何らかの不快な強迫観念があることになり、その苦痛を解消しようと、その行為をしないといけなくなってしまうのです。
なぜそうしなければならないのか、それをする動機に強迫観念があり、「こうしなければならない」という思い自体は、強迫症では強迫観念ではないのです。

ですから診断基準でも、強迫行為は(依存症と区別して)楽しいことであってはいけないとなっていますが、普通の人でもスッキリ感とかサッパリ感、完全感が好きな人は多いし、手洗いが好きな人はいますから、本当はそれだけでなく、強迫観念となっていることが、普通の人なら不安や恐怖、嫌悪などが起こらないことであるかで、強迫症かどうかが分かるのです。

強迫行為が楽しいことであってはいけないというだけでなく、強迫観念があってそれをしているのか、そしてその強迫観念(不安、恐怖、嫌悪など)の対象が、普通の人ならそう思わないこと(普通は恐怖しない物事)なのか、そういう違いから、普通なのか、行為依存症なのか、強迫症なのかの区別ができるのです。

普通の人が恐怖する物事を、強迫症の人が恐怖することもあのですが、その恐怖による強迫の程度は、普通の人よりも過剰になります。
強迫の強さは、過敏性の強さが原因ですから、普通の感覚の人であれば、恐怖症にはなっても、その恐怖に強迫される病気=強迫症にはならないのです。

新型コロナへの恐怖で頻繁に手洗いするのは、普通の人にも起こりますから、強迫症ではないのですが、もしそれだけではなく、普通の人達が恐怖しないことで、頻繁に手洗いしているのなら、強迫症である可能性も強いです。

今は感染対策で、世界レベルで強迫行為や回避が行われていますが、感染(危害的なこと)の対象が何であるか、どの程度の危害を感じるかは、感受性やストレス耐性、経験などによって人それぞれで、強迫性障害の人は、感受性の強い人が多いので、普通は危害にならないことでも、実際に危害を受けてしまいます。

不安、恐怖、嫌悪などのある刺激を感じると、それが残り続けて離れなくなってしまうのが強迫状態で、この苦痛に耐えられずに、なんとかなくそうとするのが、強迫行為です。
この流れが強迫症状ですが、感覚過敏や神経過敏によって起こります。
過敏であるから、耐えられないし、そのダメージも長く残ってしまうのです。
それで不安や警戒心が強まり、「こうなってしまうかも」という不安も強迫観念になりますが、それだけではありません。

強迫症は、自分の意に関わらずに、「こうなってしまうかも」という不安が強迫的に浮かんで、それにとらわれる病気という説明が多いのですが、そういう先の不安だけでなく、今現在の実際にこと(現実体験)でも何らかの不快な思いをすれば、それにも強迫されてなかなか不快感が消えなくなってしまうし、そういう不快な体験の記憶も消えなくなって記憶(トラウマ)に強迫されることになります。
だからこそ、先の不安も強迫観念として浮かぶということです。

特に強迫観念が汚染の場合、汚れへの過敏性の強さから、実際に汚染されることも多くなります。
普通の人なら汚れないことでも汚されてダメージを受ける場合もあれば、普通の人が汚染されることでも汚染される場合もあり、どちらにせよ、その汚れが強迫観念化してしまうので、汚れの付着性が強まり、なかなか落とせなくなり、それと結び付いている嫌悪とか恐怖も続いてしまい、それが強迫の苦痛なのです。

汚れのイメージが浮かべば、それが離れなくなりますから、汚れたものなどを捨てたり、長時間洗浄しないといけなくなります。
そのイメージは、現実と結び付いている(現実の何かの)イメージですから、妄想のような非現実とは違って、薬では静まりません。
現実行動の強迫行為で、その不快な思いを浮かばせる現実を変えないとイメージも残ったまま(付着したまま)になります。

もちろん汚染だけでなく、何らかの事で、恐怖が起こると、その感情とか、それと結び付いた思考がなかなか消えなくなってしまいます。
現実のことであれ、思考だけのことであれ、不快なことがなかなか離れてくれない状態になってしまえば、誰だって苦痛なのですが、普通の人よりもそういう強迫状態になりやすいのが、強迫症なのです。

普通の人なら、怖くも嫌でもなくても、強迫性障害であると、様々なことが恐怖となり強迫的に感じられ、過剰に避けてしまうのです。
ただ同じ強迫性障害でも何に過敏反応が起こるかとか、その感受性の強さも人それぞれ違いますから、症状も多種多様なのです。

神経過敏で違和感などに敏感というだけでも強迫症状は起こります。
強迫感覚主体型=違和感などの不快な感覚の強迫が気になって、しっくり来るまで繰り返したりの強迫行為をするタイプです。
汚染恐怖とかの強迫観念はある程度、知能が発達しないと浮かびませんが、違和感を気にしたりは、小さい子供でもありえます。
小さな子供でよく手を洗うという場合、単に水を触るのが心地良くて好きで長く洗っている場合も多いので、よく手を洗うからといって、不潔恐怖とは限りません。
スッキリ感が好きなのかもしれませんが、除菌剤の入った洗剤で何回も洗おうとしたり、汚い手で触った物を、手洗い後には触ろうとしないとかなら、汚染や不潔恐怖の強迫観念にとらわれている可能性があります。

強迫感覚主体型が強迫性障害(強迫観念主体型)の原型なので、基本的にはみんな違和感には弱く、気になったこと、気付いたことが、気に付いたままになり、離れなくなります。
不快なことは、強い違和感ですから、その刺激が強いほど、なかなか離れないのです。

敏感な人は、空気中の水分や塵ホコリだけでなく、場の雰囲気自体にも敏感で、暗く湿気の多いジメジメした場所とか、寂れた感じの場所が苦手な人が多いのですが、そういう場所で感じる感覚や感情にも敏感に反応しますから、場から、汚い感じ、寂しさ、不幸感を感じると、その思いによる衝撃にも束縛されます。

ただ、敏感だと、そういう抵抗のあることに対処するストレス耐性がなく、本人だけでは環境改善がなかなか困難になり、汚染恐怖や不潔恐怖の強迫観念が強いと、汚い物に触れられなくて、掃除ができなくて、部屋が汚くなってしまうことにもなります。

特に抑うつが重なっていると気力が出ないので、可能な範囲は清潔にして、そうでなければ、放置するしかないのですが、清潔にしている範囲が、汚染されれば強迫観念が離れなくなって、その苦痛を放置はできませんから、気力がなくても洗浄などの強迫行為をしないといけなくなり、心身のエネルギーが消耗してしまいます。

強迫性障害には神経過敏でない人もいるから、器質的な過敏性とは無関係の病気とか言っている人もいまだにいますが、明らかに過敏性の強い患者が多いのも事実です。
多種多様な強迫性障害を同じ1つの病気として扱うことはできません。
完璧主義や神経質な性格による強迫症状もあれば、無意味に行為を繰り返す人とか、行為依存症の人とかにも確かに過敏性のない人はいます。
みんなが同じでないどころか、強迫症状の原因とかタイプが人によって全然違っても当然なのです。
それをみんなが同じとすることで、様々な誤解と偏見と混乱が生じているので、それならそれでタイプ分けすることによって、強迫性障害の全貌が理解できるのです。

雑多な範囲も含めて同じ1つの病気としていることで、いつまでも理解されないままなので、このブログでは正しいタイプ分けと、本当の強迫症の説明をしているのです。


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百貨店、アパレルショップでの感染症対策

刺激にいつまでも反応してしまう=強迫状態なので、その強迫性の強さは過敏性の強さです。

強迫性障害は、過敏性障害とも言えるので、普通の人の新型コロナ感染恐怖症よりも、強迫症の人の新型コロナ感染恐怖のほうが強迫性は強くなります。

強迫症の人は新型コロナ恐怖も強迫観念になり得ますが、新型コロナ恐怖症の人が頻繁に手を洗わないと気が済まないにしても、強迫症とは限りません。
元々から強迫症の人でない限り、他の恐怖症と同じように、特定のことへの恐怖症の回避症状として洗浄していることがほとんどでしょう。
その場合、新型コロナ騒動がなくなれば、普通に戻りますから、一時的に恐怖症にはなっていても強迫症ではありません。
強迫症での恐怖は、強迫観念として残ってしまうので、一時的な恐怖ではないのです。

普通の感覚の人でも恐怖症になりますが、過敏性の強い人が恐怖を持ってしまうと、その恐怖に強迫されて、恐怖症が強迫症に変わってしまうのです。

恐怖とは限りませんが、嫌な思いをすると、その思いが強迫観念となって、付着して離れなくなってしまうのが強迫状態です。
強迫症であると、何であれ苦手な感じを感じてしまうと、その感じがなかなか離れなくなってしまい、そのことでの強迫による束縛が苦痛なので、余計に苦手になって、過度に避けることになります。
一時的なことなのに、その体験記憶と感情などが強迫観念となって、長々と続いてしまうのです。
過敏で刺激に弱いことで、様々なことで恐怖に強迫されやすくなりますが、恐怖に強迫されるのが強迫症なので、恐怖症とはまた違うのです。

神経過敏による強迫感覚と思考が結び付いたのが強迫観念で、これは普通ではない異常な思考状態なので精神障害です。
何に強迫されるかの違いなのですが、重症の人は、感覚的に強迫されやすいことで、思考面にも強迫される形が多く、人それぞれの程度は違うのですが、強迫観念には反復性と持続性がありますので、その強迫状態の期間が長ければ長いほど治し難くなります。


汚染、不潔、感染などの強迫観念が強い人は、感染症が流行っていると、余計に生き難くなります。

感染者のいる地域が限定的になり、それを封鎖すればいいだけという状態になれば、感染者をゼロにすることも可能ですが、それは難しいことです。

しかし、夏が近付くにつれて、気温も陽射しも強くなり、水分も蒸発しやすくなりますから、乾燥コロナが高温と日光と完全乾燥に弱ければ、これから自然と感染者が減る可能性はあるし、同時に、免疫を持つ人も増えていくと思います。

もしかすると来月ぐらいからある程度落ち着くかもしれませんが、その後もなんらかの感染対策は続けることになりそうです。


休業している業種の中で、百貨店、アパレルショップでの感染症対策はどうするべきでしょう。

アパレルショップとかはイメージアップも考えているので、本来は割と安心しやすい場所で、比較的若い人が多いので、こういう状況でも、再開すれば、ある程度のお客さんは入ると思います。

だからこそ再開に踏み切れないのです。

アパレルショップに買い物に行くお客さんよりも、長時間、多くの人と接する店員さんのほうが不安が強いはずです。
店員さんの安全などを含めて、感染症対策しながらというのは難しく、しかも、ブランドのイメージや世界観、店員さんの接客なども含めての商品ですから、不安なイメージが付いては困ります。
そういった難しさから、なかなか再開できなくなっていますが、百貨店やアパレルショップでの対応と対策を考えて見ます。

百貨店、デパートでも食品売り場などはやっていますが、アパレルショップ(実店舗の衣料品店)がどう対応するかです。

基本はマスクをして、できるだけお客さんと話さない、できれば2メートル離れて、できるだけ接客しないことにすれば、従業員にもお客さんにも安全です。

お客さんのほうもマスクをして、店員さんとか他のお客さんに、近付き過ぎないようにするべきです。
混んでいたら、時間を置いて、空くのを待ってから、入るなどしてください。
店員さんのほうから接近して話しかけてくる場合は、その人はあんまり怖がってないのでしょうから、お客さん側もそれで良ければ、同様にするのは構いませんが、本当は2メートル離れて会話したほうが良いです。

前にも書きましたが、男性店員の場合、顔や髪を触る癖のある人が時々いますが、それは不潔なことなので止めるべきだし、お客さんの服なども気軽に触ってはいけません。
試着する時なども無断でお客さんの上着などを触るべきではありません。

アパレルショップの場合、元々、話しかけられたくないお客さんも多いので、お客さんが商品を選ぶ時に、店員さんが話しかけなければ、基本的に会話はなくてもいいのですが、最低限でも、試着する前には、店員さんに声を掛けないといけなくなります。
ですが、試着も手伝いはいりませんから、ご試着はご自由にどうぞと、試着可能な点数(二枚までとか)を書いた案内をしておいて、試着室から2メートル離れた場所から店員さんが見ていれば済むことです。
代わりにカメラを設置しておけば、その店員さんさえいりません。

そうやってほとんどお客さんのセルフサービスにすれば、あとはお会計ぐらいですから、対応は比較的短くできます。
百貨店のアパレルショップでセルフレジは難しいですが、百貨店以外なら、GUにあるようなRFIDルフレジ(カゴごとボックスに入れた全部の商品の値札をまとめて1回でスキャンできるタイプ)であれば、ほとんど接客はいりません。
https://rejichoice.jp/rfid_system/

ショップにカメラ付きのモニター(ディスプレー)を数箇所に設置しておけば、アパレル販売員でも遠隔接客が可能だし、接客のみであれば、店員さんはいなくてもいいぐらいなのですが、通常は接客以外にもやることが多々あるので、そういう雑多で複雑なことは生身の人間にしかできません。
ですから、実際にはショップに行かないわけにもいきませんが、営業時間を短縮してお客さんのいない時間を増やし、裏方的なことは、その時間にすれば安全です。

そういったことが安全だとしても、イメージも含めてのブランドですから、特に高級なブランドのショップだと、あんまり変わったことはしようとしませんし、接客業的にどうかと考えるのであれば、多少危険でも従来通りにするしかありません。
ただやはり、店頭にずっといる店員さんが一番不安だと思いますから、何かはしないと安全な再開はできません。

今までのように、とりあえず高く売って、売れ残りをセールで安く売るという考えは良くありません。
バーゲンは人数制限しても行列になってしまいますから、この夏はできないと考えるべきです。
どうしてもセール期間には人が多くなりますから、最初(普段)から何割か値下げして買いやすい価格にしておくできです。
そのほうが人の量も一定になって安全だし、売れ残りも減らせます。
すでにオンラインショップではそういう感じになってますが。

通常時でも、人が多い場合は、ショップに入っているお客さんの数を見て、ある程度、入場制限したほうが安全です。
何人までかは売り場面積にもよりますが、百貨店の場合、ショップやエリアごとに案内を立てておいて、人数制限したほうが良いでしょう。

百貨店、アパレルショップの入り口に消毒液を置く場合、手動のポンプ式ボトルではなく、オートディスペンサー (非接触式で自動で出るタイプ)にしたほうが清潔でスタイリッシュです。
普通のボトルだと押す部分を汚い手でみんなが触りますから、消毒が不十分だと逆に感染リスクがあり、ポコポコ押させるのも安っぽいです。
オートディスペンサーの機器(自動消毒器)は数千円で、結構安上がりですから、百貨店ならいろんな場所に設置したいです。
ただし、手荒れとかの問題で、自分用の消毒液(携帯ボトル)を使いたい人もいますから、そういう人にまで使用を強制するべきではありません。

百貨店のような大きな建物の場合、手を洗いやすいように、トイレとは別で、自動水栓の蛇口で、手洗い専用のコーナーを数箇所に設置するのも良いでしょう。

百貨店などは全館的に適度な空調管理がしてある場合が多く、湿度とかも快適なように計算していると思いますが、新型コロナは対策としては換気が一番です。

空気中のエアロゾルも危険と言う話もありますが、エアロゾルというのは飛沫核に軽く水分が付着した細かいミストのことですから、飛沫核(乾燥した新型コロナ)のことではありません。
エアロゾルでもある程度の範囲まで空気中を漂いますが、飛沫核のほうが小さくて軽いので広範囲まで届きます。

小さな飛沫が乾いたのが、飛沫核なのですが、新型コロナが乾燥ですぐに感染力を無くすならば、吸い込んでも無害ですから、空気感染は起こりません。

逆に、飛沫核が乾燥に強い場合は、感染力が保持されますから、空気感染します。

エアロゾルの新型コロナでも感染力は何時間か保持されるようですが、完全に乾燥した新型コロナの空気中での感染力保持時間はまだ分かっていません。

飛沫(シブキ)では感染力があるので感染するが、飛沫核(飛沫の水分が乾いた新型コロナ)では感染力がないから、空気感染(飛沫核感染)しないという考えに沿えば、新型コロナは乾燥に弱いということになりますが、そういう実験結果があるわけではないのです。

空気中の飛沫は小さければすぐに乾きますから、乾燥した新型コロナだけが残ります。
物に付着した飛沫も乾いて、乾燥コロナだけが残ります。
それらはとても小さく軽いので、ちょっとした空気の動きによって、塵埃のように、舞い上がり、遠い範囲まで届きます。
その乾燥コロナにどれだけ感染力があるのかで、空気感染するしないが断言できるのです。

低湿度で乾燥した室内よりも、適度に高温で湿度があったほうが弱まりやすいと言う実験結果はありますが、新型コロナが何らかの液体に包まれた状態で調べますから、新型コロナ自体が完全に乾燥してから、高湿度の室内か、乾燥した室内か、どちらでどの程度の感染力を保持するかは、まだ比較実験されていません。

乾燥コロナだと実験室で扱い難い問題はありますが、乾いた新型コロナをフィルターなどに吸着させればできなくもない実験です。

ダンボール紙の上での実験がヒントになりそうですが、ダンボール紙であれば、水分が吸収されて、早く乾燥しやすい。
逆にステンレスなどは、撥水して乾燥し難い。
実験結果ではダンボール紙の上で24時間と短時間で感染力低下、プラスチック、ステンレスなどで感染力が長く保持されるとなっていますから、おそらく乾燥には弱いことが考えられます。

おそらく繊維質の布だとダンボール紙に近く、表面が撥水性のある布だと、プラスチック、ステンレスに近いのではと考えられます。

乾燥に弱いなら、室内も乾燥させたほうが良いのですが、乾燥しているほうが空気中に舞い上がりやすくなりますから、もし乾燥に強ければ、逆に危険になります。

それでは、適度な湿度を保って何時間かかけて弱めるほうが良いかと言えば、乾燥した室内だと、感染力が保持されやすいという実験でも、液体に浸した(水分に包まれた)新型コロナで実験していますから、高速で一気に乾燥させれば、一番早く感染力を無くせる可能性もあるのです。

ただ人間のいる室内だとそれは難しいので、適度な湿度を保つと良いことになっていますが、湿度で何時間もかけて弱めるという考えは、室内の空気を入れ替えないことが条件になり、それは換気の悪い状態になります。
湿度を保とうと、何時間も同じ空気のままにするのが一番危険なのです。

そういう室内では、空気中の病原体が何時間かかけてゆっくり弱まる前に、その飛沫核を吸い込んでしまう確率が高くなりますから、一番確実で安全なのは、湿気(空気中の水分)も含めて、換気して室内の空気全体を丸ごと入れ替えることなのです。

そうすれば、エアゾルも飛沫核も外に出せますから、空気感染が起こり難くなります。
人の集まる室内とか建物に、窓があれば窓を開けて、なければ換気扇を回してください。
窓も換気扇もない室内に二人以上が集まるのは避けたほうが良いですが、有効なフィルターの付いた空気清浄機はあったほうが良いでしょう。

一つ問題なのは、飛沫核が乾燥に強ければ、窓とか換気扇から出された飛沫核(乾燥コロナ)をその近くを通った人が吸ってしまうと、感染する危険があります。
通常のエアコン(室外機)からは空気は外に出ない(室内の空気がそのまま室内に戻る)仕組みになっていますから、室外機の近くはそんなに危険は無いのですが、建物の換気扇などの排気口には、有効なフィルター(HEPAフィルターなど)を付けてください。
通る人も建物の中から風が出ている付近には、あまり近付かないほうが良いでしょう。

飛沫核が、野外でどの程度の範囲まで感染力が保持されるかの実験もありませんが、太陽光に弱いと言う実験結果はありますから、窓とか換気扇の近くでも、日中であれば野外の空気は比較的安全です。
逆に夜の空気は新型コロナだけではなく、他の病原体も弱まり難く、空気が汚染されやすくなりますから、周りに人がいなくてもマスクをするなどして注意してください。

衣類にも付着しますが、売っている衣類はどうすればいいか?

実店舗のメリットは、いろいろと商品の置いてある雰囲気の良い場所で、実物を見ながら、楽しく買い物ができることで、百貨店なら館内のいろんなショップの商品と比べながら、選ぶ楽しみもあります。
商品に触れる(肌触り、風合い、質感の確認)、似合うかどうか、サイズ感の確認として試着ができることも買い物の楽しさの内です。

試着する服は人が触りますから、ある程度は汚染されるのですが、それが嫌な人はオンラインショップで買えばいいのです。
デリケートな生地もありますから、売り物の服に頻繁に消毒液をかけるのはどうかと思います。
衣類の場合、売り場でどうこうするよりも、心配なら、買った人が洗濯したり消毒してから着ればいいことです。
外出時の衣類などもそうですが、衣類用消毒液とか、高温乾燥機、天日干しなどで消毒できます。

新品の服でも一度洗ってから着る人はいますが、強迫性障害の人には、洗えない素材の服とか、洗いにくい服(厚手のコートなど)を買えない(使えない)人も多く、寒い冬は重ね着で過ごすことになります。

クリーニング店に出すと、他の人達の汚い服、クリーニング用の機器(共用物)、クリーニング店の人の手などから汚れが付着して、クリーニングに出すことで、逆に汚れてしまうので、クリーニング店に出した物は着れないのです。

自宅で流水で洗い流すことに意味があり、洗える素材の服なら洗濯できますが、それができない物は、買っても汚れるのが心配でなかなか着れなくなります。

洗えない小物などは、除菌ペーパーなどで消毒しながら汚れを拭き取るのですが、それだけでは汚れは落とせませんから、そうしても汚い物として扱うことになります。
その汚れのイメージ、汚れの考え、そういう強迫観念の汚れは、毒だけではなく、毒の汚れの付着なので、その付着を剥離しないと取れないのです。

普通の人はそこまで気にならないでしょうから、消毒スプレーだけでもいいし、洗える服なら、普通に洗濯するだけでも十分です。

衣類はそれでいいのですが、タオルとか、寝具などはできるだけビニールに入れて売ると良いでしょう。

そういえば、前に、なぜアパレル業界はマスクを作らないのかという記事を書きましたが、最近は結構作っている会社が増えてきました。
慣れないからか、デザイン的にまだイマイチのが多いようですが、もし店頭に置く場合は、口に触れる物ですから、当然、パックに入れて売り、買った人は洗ってから使ってください。

 

日常で意識したいのは、消毒したり洗ってない手では、口、鼻、目、食べ物を直接触らないことで、それは自分だけでもできるのですが、みんながマスクをして、できるだけ人から離れることは、お互いに意識しないとできません。
そういうソーシャルディスタンスはみんなで協力して続けましょう。



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強迫症の人は大きなことも気にする

新型コロナは自分では動き回れないため、皮膚から入り込んだりもしませんから、触るだけでは感染しません。
人間側が、口、鼻、目から取り入れない限りは、人体に無害なのです。

ただ、とても小さいことで、なかなかその対策が困難になり、精神面への害が強くなります。
感染不安などで精神的に消耗しやすくなりますから、感染対策をするだけでなく、精神的に安心できること(不安や恐怖への精神的感染対策)も並行して取り組むことが大事なのですが、精神面へのダメージが強い分、それも困難になります。

そういうわけで、多少不合理だとしても、手の消毒で安心できる人は、頻繁に無意味に消毒するのも悪くありません。

新型コロナ以外のこと(普通は恐怖しないこと)で、そういう安心できる行為を頻繁にしているのが強迫症の人です。
小さなことを気にする病気と言われますが、それだけでなく、大きなことも気にするのです。
ただ、みんなが恐怖するような大きなことを気にするのは、普通なので、普通は気にならないような小さなことを異常に気にするからこそ、強迫症(精神障害)というだけです。

一般的には小さなことであれ、強迫症の人にとっては感受性の強さにより、それが電子顕微鏡で見るように、本人にとっては大きなことになってしまうので、気にしないわけにはいかなくなります。
感受性が一般と違うので、刺激、衝撃、ストレスも強烈になり、その苦痛やダメージも強迫観念と結び付いて長く残ってしまいます。

小さなことであれ、大きなことであれ、どちらにせよ、強迫症の人は過敏性の強さにより、独特の感じ方をするので、考え方も独特になり、その対策や対処も(一般の人よりも)過度で、独特になります。
その独自性で、人間関係や社会適応が困難になります。
新型コロナのように、みんなが同じように恐怖できることであれば、そういう社会になりますから、その社会であればみんなが適応しやすいのですが、その中でも強迫症であると、独自の感じ方と考えを持って行動をすることになり、やはり適応し辛くなります。
こういう状況下では、みんなでするソーシャルディスタンスだけではなく、元々からある孤独なディスタンスも余計過度になって続くのです。

不安障害も過敏性の精神障害なので、強迫症であると、不安障害の症状も土台としてある人が多いのですが、不安障害での不安や恐怖よりも強迫性が強いので、強迫症独特の症状が出ます。
強迫性の強さは、過敏性の強さであり、不安障害はある程度は普通の感覚の人にも見られますが、感覚過敏、神経過敏の感度が異常に強い人は強迫性障害になります。

強度の感覚過敏、神経過敏があると、25歳以降までストレスに耐えられないので、大体の人は若い内に発症するのですが、特に多感になりやすい思春期に、何らかの耐えられないことを堪え続けていると、強いストレスが内に籠もって消化できなくなり、そのストレスは強迫観念と結び付いて、頭の中だけでは対処できなくなり、現実行動の強迫行為をするようになります。
基本的には現実のストレスとそれと結び付いた強迫観念を洗浄するのが、強迫行為ですが、強迫症の人は、感受性の強さで、恐怖や不安、嫌悪などに精神的に感染しやすく、それが離れずに残り続ける苦しみを和らげようと、強迫行為をするしかなくなります。

特に汚染恐怖の強迫観念には、感染恐怖、感染症への恐怖も含まれています。
元々から、うつらないことでも、うつると思えて、その思いが離れなくなってしまうのが、強迫性障害での感染症恐怖ですから、今のように感染症が起こりやすい状況だと、なおさらその強迫観念が離れなくなります。

みんなそうなりやすい時期ではありますが、その恐怖への感度が元々から病的なので、余計に症状が悪化してしまうのです。

そんな時は、せめて正しい知識を持ちたいものですが、新型だけに不確実な情報も多く、どうしていいのか分からない人もいるかもしれませんが、基本的には風邪予防と同じようなことをするしかありません。

新型コロナに限ったことではありませんが、検査をして陰性でも実は感染している人とか無症状の感染者もいますから、感染していない(人にうつさない)ことを証明するのは困難です。

そのため、新型コロナ感染症を防ぐには、感染者に限らず、どの人とも距離を置いたほうがいいのです。

他人からの飛沫(シブキ)は、2メートル離れれば、その間で多くは落下するし、お互いにみんながマスクをすることで吸い込む確率は減り、大体は防げます。

小さな飛沫は、乾燥して飛沫核(飛沫の水分が乾燥した病原体そのもの)になります。
飛沫核は、とても小さくて軽いので、空気中に浮遊しやすいのですが、旧型コロナなどは乾燥に弱く、同じような病原体であれば、2メートルの間で乾燥して無害化されると考えられています。
ですから、空気感染は起こらないとなっていますが、まだそういう実験結果があるわけでもありません。

もし新型コロナが乾燥に強ければ、飛沫核の状態でも感染力があり、小さいのでマスクでも防ぎ難いのですが、野外であれば風に流されやすいし、建物の中でもしっかりと換気ができれば、吸い込む確率は少ないです。

人の多く集まる室内に関して言えば、窓を開けるか、強力な換気扇で、空気ごと小さな飛沫と、飛沫核(乾燥コロナ)を外に出せばいいのです。

50~60%ぐらいの湿度がいいとかの話もありますが、数時間かかってやっと弱体化するぐらいなので、適度な湿度を保っていても、すぐに無害化できるような効果があるわけではありません。
かと言って、新型コロナが乾燥に強ければ、除湿したり乾燥させてもすぐには無害化されないので、公共の場であれば、加湿か除湿かというよりも、換気、通気を良くすることが一番無難な対策になります。

室内はともかく、喉などの粘膜は潤っていたほうが良いのですが、公共の場の室内(例えばクリニックの診察室や待合室)での加湿器の使用は注意してください。

加湿器からは風と共に細かいミスト状の水分(エアゾル)が出ます。
この水分に空気中を漂っていた飛沫核が付着して、それを吸い込んでしまうと、飛沫核感染が起こります。
もし飛沫核が乾燥に弱いとしても、水分に付着することで、感染力が維持されてしまいます。

近くにいる人がそれを吸い込む前に、ミストが落下すれば良いのですが、鼻や喉の粘膜を潤わせるために使っている場合、加湿器からの風が顔に向けられていることが多く、風と共に出る水分は、マスクをしていればほぼ吸い込まないはずですが、目には入ってしまいます。

加湿器の水に有効な消毒液を使えば、飛沫核が付着しても無害化するはずですが、そのような実験結果がまだありませんし、消毒液自体の目や粘膜への刺激の問題もありますから、空気中の飛沫核を消毒することを考えるよりも、窓を開けたり換気して飛沫核を外に出すほうが確実なのです。

一方で家の中であれば、他人の飛沫核が空気中に漂っている心配はほぼないし、むしろ喉などが保湿されるのは良いことですから、プライベートに加湿器を使用する分には何も問題ありません。

前回書いた物に付着した飛沫が乾燥することによる飛沫核感染は、乾燥コロナの感染力保持時間の実験をしないとなんとも言えませんが、ダンボール紙で短時間で威力が弱まる傾向を考えると、水分が吸収される物の上では乾燥しやすいからと考えられますから、おそらく、紙とか布などの繊維の上では、比較的早く無害化されるのかもしれません。

なので、最初からほとんど水分の無い小さな飛沫とか、飛沫核(乾燥コロナ)が直接、物に付着した場合は、かなり短時間で無害化されるのではと考えられます。

そういう意味では、物からの飛沫核感染(空気感染)は、時間が経てば、そんなには起こらないと思いますが、公共の場の物、みんなが触る物、公共の場に置かれていた物は、飛沫などが付着したばかりで、活きのいいコロナがいる可能性も強いので、それを(触るだけでは感染しませんが)、口、鼻、目に伝播しないように気をつけましょう。


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なぜ物から感染するのか?

厚労省が触っただけで感染するような説明をしてしまったので、誤解が多くなりましたが、接触感染は、例えば、感染者の鼻水や飛沫(しぶき)が物に付着して、それを触った手で、口や鼻、目を触ったり、食べ物を直接触って食べることで、空気を伝わらなくても接触によって、上気道粘膜から感染することです。

粘着性のある体液ですから、物や手に付着した飛沫が、再び空気中に放たれて、それを吸って感染することは考え難いので、手に付着しただけでは感染しないのです。

しかし、物や手などに付着していた飛沫が乾いて、そこに含まれていた新型コロナだけ(飛沫核)が、ホコリのように空気中に舞い上がるのはあり得る事で、もし新型コロナが乾燥に強ければ、そういう飛沫核でも感染力は保持されていますから、物や手などからの空気感染が起こります。
飛沫核は小さ過ぎてマスクでも防ぎ難く、その心配を考えると、頻繁に物や手を消毒したほうが良いことになります。

新型コロナが乾燥に強ければそうなのですが、乾燥に弱ければ、飛沫核(乾燥コロナ)には感染力が無いので、肌の上や物からの空気感染はほとんどありません。

今のところ、そういう空気感染はないと言われていますが、乾燥したコロナの感染力保持時間の実験結果がないので、まだはっきりしません。
実際は空気感染もややありそうでも、飛沫核(乾燥コロナ)の量が少なければ感染性は低いことも考えられますが、よく分からない分、感染するような不安や恐怖に精神的に感染して、感染リスクのある物に触っただけでも怖くなってしまうのです。

普通の人でもそうなってしまうのですから、強迫症の人の恐怖が強まるのも仕方ありません。

強迫性障害は、強迫観念(不快な考えとかイメージ)が浮かんで離れなくなってしまう病気です。

妄想であれば、本人にとって悪い内容とは限りませんが、強迫観念の内容は必ず悪い内容で、不安や恐怖、嫌悪などを引き起こし、そういう不快な感情も離れなくなります。

現実と結び付きの無い妄想と違い、強迫観念は現実反応の思考ですから、現実行動で、そうならないように対策したり、そうなったら対処したりしないといけなくなり、それが確認や洗浄等の強迫行為です。

強迫症の人の強迫観念は、普通の人であれば、なんてことないことが多いのですが、本人にとっては実際に危害の強いことなので、それを避けようと不安が強くなり、その不安も強迫観念となって離れなくなり、慢性的に警戒心が過剰になります。
その上に、新型コロナでもそういうイメージが浮かべば、どうしてもそれにとらわれて、強迫行為も余計にすることになります。

汚染恐怖の場合、人によっては、新型コロナの拡大写真を見てしまったり、新型コロナに関連する恐怖情報を見聞きするだけでも、汚れて洗浄しないといけないとか、そういう情報を過剰に避けないといけないとか、強迫症の特有の症状(情報汚染、精神的汚染)が出ることもあります。

医療従事者の場合、病人を相手にするので、強迫観念の浮かびやすい人には難しいのですが、そうならない頭(精神状態)の人が多く、妄想も強迫観念も浮かび難いからこそ、過度に不安や恐怖、嫌悪などにもとらわれず、医療に従事できるのです。

ただ、空気感染に近いことが起こるような感染症は、患者が増えすぎると知識があっても防ぎ難いので、防御しながらの対応ができなくなれば、医療従事者も恐怖が強まり、肉体的にも精神的にも疲れます。

それもあって、日本では、検査を受けられる人を限定して、受け入れ体制を整えていたのです。
優先的に治療するべきは、重症重篤な状態になっている人とか、そうなりそうな患者で、感染していても症状のない人は、隔離しておくぐらいしかできませんし、軽症で治療しなくていい患者も隔離はしないといけないので、それはそれで増えると大変です。

なので、症状があって検査をして陰性だった人、検査をしてないが軽い症状のある人、どちらも自宅隔離してて欲しかったのですが、通常、何の手当てもなく外出しないというのは生計的に困難ですから、そういう人達が感染していた場合、他人にうつして感染者は増えます。

それで、何も症状がないから検査をしてない一般の人達もできるだけ、外出しないようにと変わったことで、感染者の増加は抑えられますが、みんなが引き篭もるのは無理なので、少しずつ感染者は増えます。

その間に、症状がないとか軽症で、検査をしていないが感染している人達が増えていきますが、外出自粛やソーシャルディスタンスによって、ハイリスクな人達にうつす確率は減ります。

検査をしていないが感染している人達は症状があっても、軽症であれば多くは自然と治りますから、抗体が作られることで、再感染し難くなります。
水面下でそういう人達が増えることで、感染症の流行が終わります。

一度感染した人が、再感染しないかどうかが、今のところはっきりしていませんが、もしそうならないならば、ダラダラと感染者が増え続け、ワクチンができても効き難いということになりそうです。

皮下接種型のワクチンは、全身免疫を強め症状の重症化はある程度防げますが、上気道粘膜上の免疫は強まらないので、感染すること自体は防げません。
なので、経鼻ワクチン(粘膜上での感染自体を防げるワクチン)とか、新型コロナそのものを無害化する薬などがあればいいのですが、第一号としてレムデシビルが使われそうです。

引き続き全体的な感染対策で、感染者を減らしつつ、中程度、重症患者にはその薬を使って退院を早めるという流れになりそうです。

感染者を増やさないためには、ソーシャルディスタンス、三密を避けるといった今までしてきたことをしばらく続けるしかありません。

軽症で重症化するリスクの低い人の場合、検査を受けるかどうかではなく、隔離ができるかどうかなので、しっかりと自宅隔離ができるなら、それだけでもいいのです。

風邪症状自体は、咳、痰、鼻水、下痢などで、異物を出そうとする生理的反応ですから、病気と言うよりは体の自然な治療行為(強迫症で言う強迫行為)であり、軽い症状でしたら、患者はそれを止めるのではなく、鼻水をたらしたりして、毒を出しやすくサポートしていれば、自然と治るわけです。
食中毒で下痢を止めないことと同じで、毒出しは、したほうがいいのです。

それを対症療法をすると、防御反応が抑えられ患者は楽になりますが、コロナにとっても楽になって、治り難くなります。
熱を下げるぐらいなら良いのですが、元々が健康体の人なら、通常、特に治療はいらないのです。

しかし、抗体を持つ人が少ないので、無症状とか、軽い風邪程度の人も、感染者であれば、人にうつさないように外出を控えさせ、隔離状態にしないといけません。
これが大変なのですが、病院でなければいけないことではないので、現在は、ホテルなどに隔離しています。
国としては、普通の人の場合、自然と治るのですから、どうしても検査をしてほしいわけではなく、ホテルでも自宅でもいいので、閉じ篭って、人にうつさないようにしてほしいのです。
そうして、あとは、自然と病原体が消えるのを待つだけです。

元々から体が弱かったりすると、風邪の反応自体に耐えられないとか、それがうまくできないとか、免疫反応が暴走したりするので、重症患者の場合、その症状に適した治療をすることになりますが、それだけだと病原体が残り続ける問題があるし、風邪症状だけの人でも中程度以上だとそれなりに辛いので、治療薬が待たれていたのです。

重症重篤な人が二割以内だとしても、全体的に感染者が増えると、人数的にはかなり多くなってしまいます。
症状がなくても感染している人がいるので、みんな引き篭もって、人に会わないようにしてほしいのです。

しかし、みんながみんな引き篭もるのは困難ですから、可能な人だけ可能な限りそうして、水面下で感染済みの人達(抗体を持つ人達)が続々と増え行くの待っているわけです。

おそらく、もう少し落ち着いてきたら、ハイリスクな人達だけに厳重な感染対策をしてもらい、普通の人達は、今みたいな感染対策をしつつも、ある程度は、普通に生活できるようになりそうですが、今やっていることで、その後も続けたほうが良いことはいっぱいあります。

例えば、お釣りを手渡しではなく、トレーに置くお店が増えましたが、こういうのは衛生的ですから、コロナ後も続けたいことです。
それだけでなく、トレーの内側はいろんな人の指先が触れて、お金も置かれて、汚れます。
時々、トレーを洗ったり消毒しないといけませんし、お釣りはトレー全体にばら蒔くように置くのではなく、硬貨をまとめて積むように置くか、斜めに重ねて並べるように置くと、お客さんがあまりトレーに触れずに済むし、手早く受け取れます。


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普通の人でもできる感染症対策のまとめ その三

接触感染の誤解が増えています。

新型コロナは、口、鼻、目以外からは体内に入れません。

接触で感染するのではなく、病原体が接触経由で、口や鼻や目に入ると感染する可能性があるのです。

物から感染すると言っても、皮膚に付着したり、触っただけでは感染しません。

共用物とか、みんなが触った物とか、他人の肌とか、何を触ろうが、基本的には、その手で、首から上と、食べ物を直接触らなければ、接触だけでは感染する可能性は無いのです。

接触感染を具体的に説明します。

素手での接触を避けて、普段からゴム手袋などをするのも良いのですが、共用物などを触れば、そのゴム手袋の表面には、新型コロナが付着する可能性があります。
食品の袋やパッケージにも付着している可能性はありますので、スーパーなどで、パン(例えばコロネ)を買おうと手に取れば、パンの袋に付着していた新型コロナが、ゴム手袋の表面に付着します。
ゴム手袋には、共用物に付着していた新型コロナも付着していましたから、それがパンの袋の表面にも付着します。

レジで会計する時に、そのゴム手袋をした手で自分の持ち物(例えば財布など)を触れば、その持ち物にも新型コロナが付着します。
その財布には元々から(お金などに付着していた)新型コロナが付着していた可能性もありますから、それがゴム手袋の表面に付着します。

その後、汚れたゴム手袋を取って、素手でその持ち物とか、パンの袋を触れば、今度は素手に新型コロナが付着します。
ゴム手袋を取る時に、ゴム手袋の表面に触れた場合、そこに付着していた新型コロナも素手に付着します。

ただ、素手に付着しようが感染しませんので、その手を洗えばいいのです。

しかし、その素手で、水道の蛇口(ハンドル)を開ければ、今度は、ハンドルに新型コロナが付着します。
念入りに手を洗ってから、蛇口のハンドルを閉めれば、ハンドルに付着していた新型コロナが、せっかく洗った手にまた付着します。

その手で、パンの袋を開ければ、パンの袋の表面に付着していた新型コロナも、手に付着します。

その手で、パン(コロネ)を直接手づかみして食べると、手に付着していた新型コロナが体内に入ります。

共用物に付着していた物とか、財布に元々から付いた物とか、パンの袋に付着していた物とか、いろんな場所に付着していた新型コロナが体内に運ばれてしまいました。

それでも、その新型コロナが粘膜に必ず感染するとは言えませんが、感染した場合、これが接触感染になります。

これを防ぐために、日常の感染対策としてしたいことは、

何を触ってもいいが、消毒したり、洗ってない手では、首から上と、食べ物、洗ってある食器類を直接触らないこと。

水道の蛇口がハンドル式の場合(ハンドルに高さがあれば)、(汚い手では)下のほうを摘んで開けて、(きれいな手では)上のほうを摘んで閉めることで、手への再汚染を防げます。
レバー式などの場合も、開ける時、閉める時で、レバーに触れる部分を変えます。

外出時の手洗いで、ハンドル式の場合、そういうことはできないので、手を洗わずに、自分用の消毒液とか、除菌(アルコール)ペーパーなどを使ったほうが安全です。
どうしても洗いたい時は、閉める時に、ハンドペーパーなどで手の水分を取ってから、新しいハンドペーパーでハンドルを摘んで、ハンドルに手が触れないようにします。

ただ、外出時の場合、直接感染では、食事の心配ぐらいなので、しっかり手洗いできなくても、食べる時に、箸などを使って、食べ物を直接触らないことができれば、感染しないのです。

外出時の問題は、直接接触よりも、飛沫感染などの空気を伝った感染のほうが対策が困難なのです。

細かいことはいろいろありますが、基本は、マスクをして、人との距離を2メートル空け、話す時は小声で、複数人がいる室内や建物は、できる限り換気をすること。
などですが、前回書いたように、新型コロナが乾燥に強いとしたら、空気感染に近いこともありえることになります。

もし乾燥に強いのであれば、物に付着した飛沫(シブキ)が乾燥して、その中に包まれていた新型コロナが空気中に浮かび、それを吸い込むことで、感染する可能性さえあります。
これは物の表面を清潔にすることで防げますが、接触感染ではなく、空気感染です。

飛沫感染・・・飛沫(シブキ)による感染
空気感染・・・飛沫核による感染

病原体は唾液などの飛沫(シブキ)に包まれているのですが、飛沫核というのは、飛沫の水分が乾いて、病原体そのものになったような状態で、小さくて軽いので、空気中に残りやすくなります。
飛沫核感染=空気感染となりますが、病原体を包む水分がなかったり少ないので、乾燥しやすく、乾燥で感染力を無くす病原体であれば、吸っても無害なので、空気感染しません。

乾燥しても感染力のある病原体は、広範囲で空気感染が起こります。

しかし新型コロナは、少なくとも日本では、そういう空気感染と言える程の大規模集団感染が起こってないことになっていて、本当にそうであれば、特別に乾燥に強いということもなさそうです。

ということは、乾燥で感染力を無くすが、ある程度は乾燥に強く、換気の悪い室内などで、空気感染に近いことが起こり、新型コロナはこれかもしれないと考えられます。

基本は、乾燥で感染力を無くすから、広範囲まで広がる内に、乾燥して無害化するが、せまい範囲とか密室であると、感染力が保持されやすく、空気感染する。

病原体を含む飛沫(シブキ)は、乾燥することで、飛沫核(シブキに包まれていない病原体そのもの)に変わり、飛沫は重いので落下するが、飛沫核は小さく軽いので、空気中に長く漂いやすい。
飛沫はマスクで防げるが、飛沫核はマスクを通過したり、隙間から入りやすく、N95マスクがあれば有効ではあるが、一般人がこれを防ぐのは困難。

感染者の多い病院内は、日本の場合、患者ごとに隔離していると思いますが、検査を受けてない症状のない感染者も多くいますから、会社などの休憩室とか食堂も(食べる時はマスクをしないので)、人と距離を空けないと結構危険です。

前回書いた、室内は乾燥か加湿かどちらが良いのか?ですが。

新型コロナは空気感染しないと考えられているので、乾燥に弱いはずではあるが、乾燥した部屋よりも、50%前後の湿度の部屋で、感染力が弱まるという研究結果がある。

しかし、高湿度過ぎると、感染力は弱まらないという研究もあるので、もしかすると、水分に弱いわけでもなく、飛沫に包まれた時のように水分に満たされた状態であると、感染力は弱まり難いことも考えられる。

乾燥した室内では感染力は弱まらないという研究結果もあり、そうであれば、新型コロナは、飛沫の水分に包まれない状態(飛沫核)になっても、感染力は弱まり難いことが考えられる。

基本は、乾燥することで感染力を無くすが、やや乾燥には強く、換気の悪い場所だと、細かい飛沫や飛沫核で、空気感染に近い小規模の集団感染がありえる。と考えられます。

新型コロナは日光・高温・多湿で威力弱まる
https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2020/04/post-93230.php
前回の記事で参考にしたこの実験ですが、よく読むと、威力を半減させるまでの時間を調べただけで、感染力は残っている可能性もあり、そういう意味では、日光とか熱に弱いと言う常識的な結果にも思えます。

病原体が、ミストのように空気中に浮かんでいる場合、室内が乾燥しているよりは、高湿度のほうが、病原体に水蒸気が付着して床に落ちたり、物に付着しやすくなり、人が吸引する確率は下がります。
ただ、その実験ではそういう意味ではなく、温度や湿度で、コロナそのものの感染力がどれだけ変化するかです。

湿度といってもコロナは小さいので、その表面にどれだけ水分があって、それが、どれだけ乾き難いかという違いしかありません。
表面に付着した水分の水温は、室温で変化しますから、高温多湿に弱いならば、温まった水分に弱いのかもしれません。

他の研究では、湿度が高過ぎると、感染力が弱まらないというのもありますが、室温が同じでも、付着する水滴が多すぎると、表面が高温にならないし、湿度が高過ぎれば、乾くまでに時間がかかるからとも言えそうです。

高温多湿よりも高温乾燥だとコロナが弱まり難いとしたら、乾燥で表面に付着する水気がないので、コロナに気温、室温の熱が伝わりにくいからかもしれません。

そういう意味では、その実験は、新型コロナは、暖かい室温と、温まった水分に弱いと言っているようなものです。

お湯で、威力が半減するかは実験しないと分かりませんが、数時間かければ、水よりは感染力が弱まりやすそうです。
しかし、お湯に入れたままだと、乾燥しませんから、感染力はなくならない可能性が強いです。

ただ、そのアメリカの実験でも感染力が無くなったとは書いてありませんから、お湯での長時間消毒と似たようなレベルの話かもしれません。

熱に弱いのは常識的で、かなりの高温で急速に乾燥させれば、一番、早く感染力を無くせるのでは?
しかしそれは人間も危険です。

人がいられるぐらいの高温多湿の室内では、人にもコロナにとっても優しいのですが、コロナにとっては、徐々に温まって弱った後に、感染力を半減するのでしょう。

それを早めるのが日光ということ。
ですが、手肌用の消毒液を飲んではいけないのと同じように、紫外線にも殺菌消毒効果がある分、刺激もあります。
特に粘膜は刺激に弱いので、口の中を紫外線ランプで長時間照らしたりとかは、止めたほうが良いかもしれません。どの道、奥のほうまでは照らせませんし。

高温多湿の部屋にしても、威力を半減させるまでに数時間がかかるし、適度な湿度を保ったまま窓を開けて換気をするのは難しい。

日本政府はこういう基本的なことの実験はしないので、加湿、除湿、どちらがいいのかはまだ分かりませんが、できるだけ換気して空気中の病原体を室外に出したほうが早そうです。

その上で、室内に日光が入るならば、それもすると効果的ということになります。

風通しの良い、日の当たる部屋、こういうのは人間にも良いのですが、あんまり窓を開けたくない場合、換気扇を使うと良さそうです。

この感染症の場合、対策の基本としては、病原体を口や鼻や目に入れないようにすることだけです。

触っただけでは感染しませんが、汚染しますから、消毒したり洗ってない手では、首から上と、食べ物、洗ってある食器類、寝具を直接触らないことは気を付けましょう。


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普通の人でもできる感染症対策のまとめ その二

新型コロナは乾燥に強いのか弱いのか?

これは、実験するべきだと日本政府に意見してあるのですが、アメリカの科学技術局では高温・高湿度の環境下で、威力が弱まるとの見解を示したそうです。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2020/04/post-93230.php

暗くて湿度が低い環境では、新型コロナはステンレス鋼など通気性のない素材の上で、18時間かけて威力を半減させるが、高湿度の環境ではこの時間が6時間に減り、高湿度の環境で日光に当てれば、2分に短縮される。
空気中の新型コロナは暗い室内で1時間かけて威力が半減したのに対し、日光に当てた場合は90秒に短縮した。
と書かれています。

日光や紫外線に弱いことは常識的ですが、新型コロナが最も生存しやすいのは屋内の空気が乾燥した環境
とも書かれています。

そうすると、前回の記事で参考にした、
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14278
この話(乾燥すると感染性を無くす)とは真逆になります。こちらの方は、文献を元に書いていますから、実験したわけではなさそうです。

高温多湿に弱いという話は前々からあったのですが、乾燥すると感染性を無くすという説とは矛盾していたのです。

室内は乾燥させたほうがいいのか、加湿したほうがいいのか、どちらでしょう。

乾燥すると無害化するならば、感染者の呼気(息)に含まれていた場合、そういう細かい飛沫は乾燥しやすいので、2メートル内ですぐに乾燥して感染性が無くなり、相手と2メートル離れていれば、もし吸い込んでも感染し難いはずです。

乾燥に強いのだとしたら、唾液の飛沫(シブキ)に包まれた状態ではなく、飛沫核(水分に包まれない状態の新型コロナ)でも感染力が保持されることになり、飛沫感染エアロゾル(細かい飛沫)感染だけでなく、空気感染もありえることになります。

飛沫や鼻水などの体液に含まれたり、湿った粘膜に感染するのに、高湿度に弱いのはなぜか?

高湿度に弱いとしたら、水蒸気=水分に弱いとも考えられ、実は、新型コロナは、飛沫や鼻水などの体液に包まれた状態は、苦手ではあるが、体内に感染してしまえば、そうでもないということでしょうか。
その上、そこは日光も当たらないので、居心地が良い環境に変わる。

そのアメリカの実験の記事では、乾燥した環境で、日光に当てた場合が書かれていないので、はっきりしませんが、仮に乾燥には強いのだとしたら、そのことが感染が拡大しやすい理由だと考えられます。

飛沫は細かいほど、空気中に残りやすく、それが乾燥した状態では、ホコリのようにフラフラと空気中に舞い、吸い込みやすいので、もし、湿気に弱い=乾燥に強く、乾燥しても感染性が保持されるとしたら、換気の悪い室内であると空気感染のようなことが起こりやすくなります。

そして、物に付着していた飛沫が乾燥して、飛沫核(新型コロナ自体)だけが、空気中に浮遊して、それを吸っても感染することになります。

飛沫やエアロゾルに包まれた状態だけでなく、その水分がなくなって、ホコリのように空中に舞った乾燥コロナでも感染力が保持されている。
ですから、吸い込みやすくて、感染しやすいということになります。

逆に、もし乾燥に弱ければ、そういう飛沫核(乾燥コロナ)には感染力はないことになります。
飛沫やエアロゾルなどに包まれた状態のコロナだけを防げばいいので、これであれば、マスクをして、2メートルぐらい離れることで、感染し難いのです。

しかし、実際に世界中に感染拡大していることを考えると、ある程度は乾燥に強い=空気感染に近いことが起こっているのかもしれません。

飛沫やエアロゾルなどに包まれていない乾燥した新型コロナ自体(飛沫核)の感染力の保持時間についての実験を日本でも早急にするべきです。

そういう実験をしないと、室内を乾燥(除湿)するべきか、加湿するべきかは、まだはっきりしませんが、複数の人がいる室内、建物の中などは、換気扇を使ったり、窓を開けるなどして、できる限り換気したほうが良いのは間違いありません。


もう1つの問題は、目から感染するか?ということです。

これは涙には特殊な消毒作用があり、とか、目と鼻が内側で器官的に繋がっていても、その間にフィルターのようなものがあるから感染しないとか、そういうことがない限り、ありえる話です。

ですが、飛沫が飛んできたら、反射的にまぶたが閉じるし、呼気などの細かい飛沫が入っても、それが鼻のほうに流れて行くとは限りません。
大泣きして手に涙が付いているとしても、人にうつすことを防ぐと言う意味では、手洗いとか、マスクをすればいいことで、うつされないために、ゴーグルやメガネなどをするかは、個人の判断とするのが良さそうです。

もし、水うがいに効果があるならば、目を洗うのも効果があるので、その程度はしたいところですが、顔を全体的に洗ってからのほうが清潔です。

空中に舞う乾燥コロナ対策としては、痰や鼻水などの付いたティッシュペーパーなどは、ビニール袋などに入れてから、ゴミ箱に入れるなどしましょう。

もちろん外出着のまま布団に寝るとかも控えたいことです。

飛沫は何かに付着することもあれば、そうでなければ、床に落下します。
歩道に、唾などを落とす人もいますから、建物の床や歩道は汚いことを意識しましょう。


今回は、普通の人でもできる感染症対策の記事ですので、強迫性障害については特に書きませんでした。
汚染恐怖や不潔恐怖の人だと、たぶん、コロナ以外のことで、元々からやっている対策などがあって、それはコロナ対策とそんなに変わらないと思いますが、汚れへの抵抗で、掃除ができない人がいるように、消毒液を共用したりという、みんながやっていることができない場合もあるかもしれません。

無理にみんなに合わせなくてもいいので、自分のやり方で、コロナを乗り越えましょう。


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