強迫性障害の全貌

強迫性障害の知識の普及 Link Free

今後の強迫症(強迫性障害)/HSP・HSCや過敏型強迫症の治療にはどう取り組めば良いか/過剰共感/神経科学で過敏性障害は解明できるか?/強迫症を治療する前に知っておきたいこと/トラウマや強迫観念が消えないのはなぜ?/強迫性障害は神経の障害/強迫性障害の新薬/全ての医療関係者、研究者、福祉関係者、および一般の方々へ/一部更新2020.11.5

強迫症(強迫性障害)の人は、神経レベルの過敏性によって、神経に刺激が残ってしまう強迫状態になり、神経や脳にストレスがどんどんため込まれてしまいます。それで、神経に触れる刺激を避けてしまったり、その刺激の苦痛の増加を防いだり対処するという生理…

共感強迫/情報恐怖・情報汚染/ストレスは心が作るのではなく神経が感じること/ストレスがHSP・HSCやAD/HDを強迫症(強迫性障害)や鬱病にする

過敏性強迫症(過敏型の強迫症状)であると、過敏性そのものの苦痛にも強迫されますが、共感力にも強迫されます。共感力が強いことで、他人のこととか、全然関係ないことでも、自分のことのように思えてしまうのです。そんなことではあるのですが、そんなこと…

強迫症(強迫性障害患者)とHSP・HSCにも社会的バリアフリーの実現を

様々な強迫症状があるのに、全部同じ治し方をしようとします。特に生理的症状である過敏性の強迫症を、心理的症状として治療するのは、無理があります。HSP/HSCの過敏性が病的レベルになったのが、過敏性強迫症なのです。 過敏性の精神障害がないことが問題…

強迫性障害での鬱病が治し難い理由 その2/タイプや病状ごとの強迫症(強迫性障害)の治し方

強迫症であれば、当然、精神状態は普通ではないし、常時心身落ち着きませんが、統合性は維持されます。統合性の維持によって狂わないのですが、それがストレスになって、精神が病んでしまいます。 強迫性障害は不安、恐怖、嫌悪に強迫されやすいのですが、そ…

強迫性障害での鬱病が治し難い理由

現実に対する敏感な反応での苦痛、それによる精神症状、こういうのが、一番治し難いのですが、それこそが強迫性障害なのです。 強迫状態は過敏性によって起こります。強迫性障害は神経過敏症状そのものなのに、敏感とか過敏性という言葉がほとんど使われてこ…

過敏性強迫症とは何か?

強迫性障害の人は、非常に敏感(過敏)で、普通の人なら平気な、むしろ楽しいことでさえ、危害となってしまうので、普通の人でもやや抵抗のあることは、強いストレスになり、強迫観念が煽られます。 何に強迫されるかは人によりますが、過敏性が弱いと、強迫観…

強迫性障害は本当に精神の障害なのか?/不安症・恐怖症と強迫症の違いは強迫性・過敏性・全般性/統合失調症の妄想には汚染恐怖や不潔恐怖が無い理由

ストレス反応=心の問題ではありません。考え方でストレスになっているなら心の問題なのですが、過敏性の強迫観念は、考えとか、心掛けとかに無関係の症状なのです。考える前にストレスを感じて、そのストレスで不快な思いが浮かぶのです。ストレスへの生理…

強迫性障害は不安の病気ではない?/強迫状態と躁状態の違い、強迫症と他の病気の関係/強迫観念と考え過ぎの違い/過去からの強迫、記憶強迫

強迫症状は神経過敏の症状ですが、同じ過敏と言っても、心の問題の過敏もあれば、器質性の過敏もあります。強迫性障害を心因性とか、不安の病気と考えるのは極端であり、人によってはそうなのですが、そういう人ばかりではありません。むしろ、そうではない…

HSP・HSC(敏感気質)と神経質の違い、HSP・HSCと強迫性障害の関係/過敏性の精神障害がない理由

HSP・HSC(敏感気質)と神経質の違いは何でしょう? HSP・HSCは、敏感な感じ方をする気質で、小さなことも気になってしまいます。気質は日本語的には気の質ですから、体質と違って、感じ方や考え方の性質と考えることができますが、性格と違って、元々から備わ…

強迫症患者が一般基準に巻き込まれないためには?/過敏性に効く薬はあるか?/強迫の苦痛を減らすには?

強迫は慢性症状で、その過敏性は一般とは全然違うので、強迫症の人は、人とうまく共同生活するのは困難です。 強迫症の人は、巻き込みをすると言われていますが、普通の人達は、自身の基準に合わせようと、強迫症の人を巻き込んではいないのでしょうか?強迫…

強迫行為のタイプ分け/敏感な人は気が休まらないので、強迫観念が浮かびやすい/テレビに汚染される/悟りで強迫症は治せる?/強迫性障害の苦痛を和らげるために

強迫とは不快なことに、とりつかれて、それが離れなくなってしまう状態。敏感な人は、ストレスを感じやすが、強迫症の人は、その上、ストレス耐性が低いことで、ストレスが残りやすく、そのストレスと結び付いた思考、感覚、記憶、感情、気分、情動などにも…

強迫観念(現実反応)は強迫行為で一時的に洗浄できるが、妄想(非現実反応)は強迫行為では洗浄できない

不快なことは誰にでもありますが、そういう不快なことが強迫観念として離れなくなってしまうのが、強迫状態です。 神経過敏によって、気になったら、気になったまま、気に止まったことが、気に止まったままになってしまうのです。 その多くは普通の人なら気…

精神は気質を変えられるのか?/強迫性の強さは、過敏性の強さに比例する

敏感気質(HSP/HSC)・・・実際に神経が敏感な気質。この範囲だと精神障害の症状がないので、精神障害には含まない。敏感だからと言うだけでは、発達障害や精神障害に含めないが、AD/HDや強迫性障害の人には先天的な敏感気質の人も多い。 神経質・・・脳や神経…

強迫性障害でも芸能人になれるか?/強迫観念の汚れは現実と精神を区別しない/強迫行為とポジティヴな心掛けの違いは?

わがままな言動は、人に迷惑をかけることがありますが、自閉症や統合失調症だと、そういうことに気付けなかったり、人がどう思おうと無関心だったりしますから、自分の症状を隠そうとしないことで、周囲に対して平気でわがままを言うことがあります。症状で…

HSPと強迫性障害とトラウマの関係

HSP・・・些細な刺激が気になってしまう気質 強迫性障害・・・些細な刺激が気になってしまう病気 普通の感覚の人でも、大きなショックを受ければ、トラウマになってPTSD症状が出ることはありますが、強迫性障害の人の場合、普通はトラウマにならないことでト…

飲食で感染対策は?/正常な手洗いと異常な手洗いの違い

厚労省は食品からの感染は確認されていないとか言っていますが、それは、接触感染(手などに病原体が付着して、その手で口や鼻の粘膜を触ることで、体内に取り込まれる感染)自体が確認し難いことだからです。 病原体に汚染された手で、直接、口や鼻の中を触る…

百貨店、アパレルショップでの感染症対策

刺激にいつまでも反応してしまう=強迫状態なので、その強迫性の強さは過敏性の強さです。 強迫性障害は、過敏性障害とも言えるので、普通の人の新型コロナ感染恐怖症よりも、強迫症の人の新型コロナ感染恐怖のほうが強迫性は強くなります。 強迫症の人は新…

強迫症の人は大きなことも気にする

新型コロナは自分では動き回れないため、皮膚から入り込んだりもしませんから、触るだけでは感染しません。人間側が、口、鼻、目から取り入れない限りは、人体に無害なのです。 ただ、とても小さいことで、なかなかその対策が困難になり、精神面への害が強く…

なぜ物から感染するのか?

厚労省が触っただけで感染するような説明をしてしまったので、誤解が多くなりましたが、接触感染は、例えば、感染者の鼻水や飛沫(しぶき)が物に付着して、それを触った手で、口や鼻、目を触ったり、食べ物を直接触って食べることで、空気を伝わらなくても接…

普通の人でもできる感染症対策のまとめ その三

接触感染の誤解が増えています。 新型コロナは、口、鼻、目以外からは体内に入れません。 接触で感染するのではなく、病原体が接触経由で、口や鼻や目に入ると感染する可能性があるのです。 物から感染すると言っても、皮膚に付着したり、触っただけでは感染…

普通の人でもできる感染症対策のまとめ その二

新型コロナは乾燥に強いのか弱いのか? これは、実験するべきだと日本政府に意見してあるのですが、アメリカの科学技術局では高温・高湿度の環境下で、威力が弱まるとの見解を示したそうです。https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2020/04/post…

普通の人でもできる感染症対策のまとめ その一

新型コロナに関する間違った情報が飛び交っていますが、その1つが、触っただけで感染するという情報です。 実は、これを真っ先に広めたのは、厚労省のQ&Aでした。先日、私はそれに気付いて、内閣と厚労省に指摘したら、翌日、すぐに訂正してもらえました。 …

孤独な強迫性ディスタンス/みんなのソーシャルディスタンス/医療機関、日用品食料品店の人達を守るには/ジョギング、ランニングのマナーのこと

汚染恐怖や不潔恐怖の強迫症の人達には、HSC・HSPのような過敏性の強さが土台にあるので、心配、不安、恐怖、嫌悪などを感じる体験をすると、強い衝撃を受けて、そのダメージが長々と残って、強迫観念を強め、その感情や強迫観念からもショックを受け、ダメ…

強迫行為は強迫観念を洗浄する/蛇口のハンドルと消毒液のポンプ式ボトルでの感染問題

強迫性障害の汚染恐怖や不潔恐怖の人が、過度に洗浄をするのは、今の一般の人たちが、新型コロナに感染したくなくて、手を洗うことと同じです。人は、本人にとって危害の心配のあることを避けようとしたり、実際にダメージを受ければ、それを対処しないとい…

日用品や食料品の買占め、買いだめ、やめましょう

マスクなどの清潔グッズは元々生産が少ないから今だと間に合いませんが、日用品や食料品は元々みんなが毎日使う分がありますから、みんなが普通に買っていれば、供給は間に合うのです。焦って、買占めや買いだめする人が急に増えたので、生産や物流や品揃え…

病院恐怖の人が病院に行けるようにするには?/歩道やビルの床は清潔か?

強迫性障害で汚染恐怖や不潔恐怖の人は、感染恐怖でもあり、実際にいろんなことで感染しやすいので病院に行けば、院内感染恐怖が強まります。だから行きにくいので、待合室も含めて院内を、精神的な面でも安全で清潔な場所にしてもらえれば、行きやすくなり…

マスクは作れる/レシートブロックで感染対策/病院に行くのが怖い人が増えている

普通の人にはなんてことない刺激も、強迫症の人にはダメージが強く実害になってしまう。 強迫性障害であると、過敏でストレス耐性が低く、神経に触れることを避けてしまいます。普通の人はまったくストレスにならないことが強いストレスになって、普通は汚れ…

今できる感染対策/お金は汚くない?

洗っていいかどうかは別の話として、潔癖症の人とか、不潔や汚染の強迫観念がある人は、お金を洗う人は多くいます。 どこから来てどこに落ちていたものかも分かりませんし、人が触った物ですから指の汗などの体液が確実に付いているからです。 汚ければお金…

今するべき感染予防は?

感受性が強い→不快な刺激に感染しやすい→様々なことが強迫的に感じられ、ダメージを受けることで不安も起こりやすい。 不安、恐怖、嫌悪などを感じる→それに強迫される→付着性が強まる→長く残ってしまう。 普通の人ならそんなに強迫されませんから気にならな…

汚染恐怖の人はなぜそんなに汚染が苦痛なのか?/汚染恐怖だと掃除ができない?

汚染恐怖は、強迫性障害で一番多い症状ですが、これが重症の人は、汚染や感染恐怖での接触拒絶があり、病院などに行けずに、ほぼ引き篭もりになりやすいので、そんなに多くいることが知られていません。 汚染される不安とか、汚染への恐怖や嫌悪が浮かんで、…