強迫性障害の全貌

強迫性障害の知識の普及 Link Free

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

強迫観念は意思に関係なく繰り返し浮かび続ける

元々、強迫性障害は、強迫観念(頭の中)の病気ですが、近年は、強迫観念はあってもいいから、強迫行為をしないようになればいいと言う意見もあるようです。 それらの人の考えでは、強迫観念はなくそうとしないで、ほっとけば自然と消えると言います。もしくは…

強迫症とうつ病

強迫症の人は、精神的にまともな面と、異常な面があり、その葛藤で苦しむ病気とも言えます。 異常な思いに従えば、その苦しみは減らせますが、狂人になります。 一般の人は、異常な思いが強迫観念として強まりませんので、それに従ってしまう心配はしないの…

強迫症の妄想

妄想のある強迫性障害の人もいるし、妄想様の強迫観念もありますが、強迫観念は現実と結び付きのある思いで、統合失調症的な妄想は非現実です。 統合失調症の人が「みんなが悪口を言っている」と思う場合の「みんな」というのは、現実に存在する人ではなく、…

強迫症とトラウマ

トラウマに悩んでいる人は、トラウマのことを人にまったく話せないこともありますから、トラウマに触れたくなくて、治療に向かえず、病名も付け難いことになります。 トラウマによる精神障害はいくつかありますが、一般的な意味で言うトラウマ(精神的に傷付…

汚染強迫症状

「汚れ」というのは、人間の思い、考えがなかったら誰にとっても存在しません。人間が何かを汚れとして意識することで、そこに汚れがあり得るのです。人間でもおそらく赤ちゃんは、汚れを知らないかもしれません。もしかすると、本能的に汚れのような感覚は…

強迫性障害と発達障害 其の二

発達障害は大人になれば、大人らしく発達して治る場合もあるようですが、未発達のまま大人になれば、子供のまま社会に出るようなものなので、社会適応し難かったり、心や脳にストレスがかかりやすいことも考えられます。 強迫性障害の全ての人に発達障害が関…

強迫性障害と発達障害

発達障害の人は、強迫性障害になりやすい傾向があるようです。 強迫観念が消えないというは、どちらかというと現代では脳機能方面からしか研究されていませんが、強迫性障害の発症にはストレスが無関係ではないと思っています。ストレスは脳機能にダメージを…

強迫性障害と精神病

一昔前までは、強迫性障害(強迫症)は、強迫神経症という病名でした。 精神病というのは、主に統合失調症と双極性障害で、それと比べ比較的軽い精神障害が、神経症(ノイローゼ)で、精神病は心の病気というよりは、脳に問題があり、神経症は脳には問題がなく、…

強迫性障害の意味と対応

前の記事で強迫性障害は思春期に発症しやすいと書きました。思考深くなったり、精神的には不安定で脆くなっている時期でもあり、この頃に受けたストレスは些細なことでも大きなダメージとして潜在的に記憶に残る場合もあります。子供の頃なら、些細なことで…

なぜ強迫性障害を発症するのか

強迫性障害の発症時期は、多くの場合、思春期です。子供から大人に急激に発達する時期であり、精神的には不安定になりやすい時期でもあり、自分/他人、男/女、良い/悪い、きたない/きれい、安全/危険といった物事の把握や分別意識も強くなります。 強迫性障…

強迫性障害と依存症の違い

依存とは 例えば、甘い食べ物が大好きで、毎日食べている人に、それを1週間ほど食べないように我慢してもらいます。その間、食べたくて食べたくて苦しい思いをしたとしても、それは強迫観念ではありません。 好きでのめり込んでいることを我慢すれば、辛い…

強迫性障害の症状

強迫観念は、強迫的な観念ですが、良い観念というのは、強迫的に感じませんから、強迫的ということは、嫌な観念のことです。嫌悪感、不安、心配などの不快な感情が伴う思い、考え、イメージ、感覚などです。 そういう思いは誰もが持つのですが、強迫観念とい…