強迫性障害の全貌

強迫性障害の知識の普及 Link Free

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

強迫観念は表象幻覚や妄想的思考である場合が多い

強迫症は、大きく分ければ、強迫行為主体型と強迫観念主体型があり、強迫的買い物などという場合は、ストレス発散的に快楽や解放感を求めているのか、それ以前に、二度と手に入らないようなそんしつ恐怖的な強迫観念が強いのか、というふうにどちらの傾向が…

眠れない脳/考え事が止まらないのはなぜか?

前回は、自生思考と強迫観念は、ほとんど同じだと言う話でしたが、今回は、それをあえて分けることにして、自生思考が強迫的であれば、強迫観念として扱うことにします。 考え事が多い状態は一般の人にもあり得る事ですから、それは病的でないとすれば、病的…

強迫観念と自生思考/強迫観念は放置ができない

自生思考の時点では、それが自分の考えだと分かっている状態なので、妄想状態(陽性症状)というよりは、強迫観念に近い思考状態です。しかし、それが本来は不快な内容であっても、頭の中で振り払おうとしなくなっているなら、妄想状態に近いので、統合失調症…

思考や記憶のため込み/統合失調症との違いと関連性

強迫症の人には、思考や記憶をため込んでしまう傾向があります。 それ以前に、思考過多がなぜ起こるのですが、強迫性障害だといろんな些細なことが気になって、いろんなことに反応して、余計なこととか、無駄なこととか、頭の中でいろんなことを考えてしまう…

強迫行為主体型と強迫観念主体型

願望も自然と思い浮かぶことが多いのですが、できればそんなに思い浮かんでほしくないという場合もあります。例えば、節約している人の買い物シーン、ダイエットしている人のおいしいものをいっぱい食べたい思い、禁酒している人のお酒への欲求イメージなど…

身体醜形障害/醜形恐怖症と強迫症は関連するのか?

自身の顔や体の欠点(醜形、異形)を過剰に気にしてしまう。そういう人は割りと多いし、容姿を気にする、きれいになりたいというのは正常ですが、あまり度を越えるといろいろと問題が出るし、日常生活や人間関係などに支障のある程度になれば、精神障害とも言…

強迫性障害と恐怖症の違い

強迫性障害には、不潔/汚染恐怖(洗浄強迫)、かしつ/そんしつ恐怖(確認強迫、ため込みなど)、その他にもいろいろありますが、強迫観念と伴にある感情は、恐怖だけではなく、嫌悪とか不安に近い場合も多くあります。 ほとんどの強迫症状に共通しているのは、違…