強迫性障害の全貌

強迫性障害の知識の普及 Link Free

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

強迫性障害は治せるという話は本当か?

よく強迫性障害の説明に「分かってはいるが」と書かれていますが、そう書いている人が「何を」分かっているのかがよく分かっていない場合が多くあります。 これは現実が分かっているという意味なのです。ただ、感受性が強いことで、現実のストレスとかそれと…

強迫性障害と感作/曝露による悪化

強迫症状は強迫性障害だけでなくいろんな病気で起こり得るし、同じように見える強迫症状でも強迫行為主体型か強迫観念主体型かで、内容は違っています。 一般的な説明に出てくる強迫性障害は、強迫観念は非現実的であるから、強迫行為は現実問題の解消にはな…

強迫観念は、なぜ自分の意思に関わらず浮かぶのか?

強迫性障害の人の場合、強迫的な思考やイメージが浮かぶと、頭でどう考えようと、体がそれに現実的に反応してしまうのです。 条件反射というのは、頭でどう考えるかに関係なく起こります。食べ物であるレモンに対する条件反射は、(食べたことがあれば)実際に…

タイプ別の強迫性障害/強迫観念は非現実的か現実的か?

強迫性障害に、強迫観念主体型、強迫行為主体型、混合型というタイプがあることは、WHOがICD-10で提示した考えですが、このブログのタイプ分けとは少し違います。 WHOの考える強迫行為主体型は、現実行動のみの強迫行為が主体で(頭の中での強迫行為が少ない…

強迫性障害(強迫症)と精神障害者手帳

精神障害者保健福祉手帳用の診断書様式に不適切な部分がありますが、問題とされないのは、強迫性障害が正しく理解されていないからです。 少し修正しました。2020.9.25 -------厚労省に意見したい場合、文字数制限がありますので、コピーする人はここから下…