2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧
強迫症状が出るのは、強迫性障害だけではありませんし、強迫性障害であると、強迫症状以外にも様々な症状が出ます。強迫行為の長さは生活環境とか経済状況で変わります(変えられます)ので、それだけではなく、防御や対策、拒絶、回避、警戒心、行為を我慢し…
大きく分けると、強迫観念主体型と、強迫行為主体型があると、ここでは考えられています。 強迫観念主体型・・・汚染恐怖タイプに多く、恐怖や嫌悪、不安を伴う考えやイメージなどが具体的ではっきりしていて、強迫行為はそれを解消する目的で行われます。 …
今まで書いてきたように、強迫性障害は、いろんなタイプがあって症状も様々なのですが、その全てが強迫性障害という1つの病気に含まれているのが現状です。 双極性障害の躁状態は、病的な気分の高まりや興奮が引き起こすことなので、強迫観念による過剰な行…
強迫性障害で言う強迫行為とは、強迫されることから逃れようとする行為です。したくてする自発的行為というよりは、恐怖や不安などを解消するために、したくなくても仕方なく、するしかなくなります。 それとは別で自発的な強いこだわりで行うことも、強迫行…
強迫症でうつ病になって、どれだけ元気や気力が出なくても、恐怖や嫌悪は鎮静しませんから、強迫行為は治まりません。ただ、物凄く強迫行為が辛くなって、できるだけ強迫行為をしなくて済むように、危険対策や回避が増え、それはそれで疲れてしまいますから…
確認強迫だけで、汚染や不潔恐怖がない人は多いようですが、汚染恐怖の人は、確認強迫やその他の色々な症状を持ち合わせることが多くあり、汚染恐怖が重症だとほとんど何もできなくなります。 一般的な説明だと、何度も長時間手を洗うとかそういうことしか書…
抗精神病薬は強迫性障害に適応している薬ではありませんので、健康保険が使えません。そこで、抗精神病薬を使って治すことになった場合は、強迫性障害だけれど病名を統合失調症とすることで、保険適用で使えるようにはできます。本当の病名が強迫性障害でも…
前回の記事の続きです。 一般的な強迫性障害の説明に書いてある「適切な治療」というのは、適応外処方含めた薬物治療と合わせて、認知行動療法を行うことのようです。 それで治せるということになっていますが、治せないのに治せると言ったり、治せないのに…
前回の記事の続きです。 一般的な強迫性障害の説明では、昔は治し難かったが、今は適切な治療を受ければ治せるようになった。みたいな書き方が多いのですが、適切な治療というのは、研究上とか、お金が有ればできるのですが、多くの人にとっては、絵に描いた…
よくある説明で、適切な治療を受けることができれば治せると言うのですが、適切な治療は本当に可能なのかという話です。 宍倉久利江さんという方の研究データがありました。強迫性障害患者に対する心理教育~セルフケアなどに関する論文(PDFファイル)です。 …