2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧
自分の心のある場所を見るということは、それを見ている自分を見ることになります。 心の痛みのある場所、それを認識するのは、その痛みを持つ心自体です。 他人の心のある場所を見るということは、他人が見ている自分を見ることになります。 心は肉体の内側…
強迫性障害でも転換のようなことはあり得ると思います。 強迫症だとヒステリー転換(解離)も起こらないので、それとは違いますが、過去の体験で感じた怒りとか憎しみとか不安な気持ちを心に閉じ込めて、それが消化されずに(忘れられずに)、後々、身の周りの不…
前回、強迫症の人は嫌なことが記憶から消し難いことを書きました。自分を忘れることができないのです。 普通の人でもボーっと空想に耽ることはありますが、空想に入り込んで、現実と同一視したり、そのことで幻覚様の体験をすることはありません。ところが、…
強迫観念は、「~かもしれない」という心配事のような内容だけではなく、汚染恐怖のように、実際に汚れて強迫観念が浮かぶこともあり、それが周りからは見えない汚れであっても、本人の頭の中では視覚化されているので、その汚れの記憶がある限りは、何日待…
SSRIは適量使用であれば、大人には比較的安全な薬ですが、軽い副作用や胎児への影響などありますので、その話などが書いてあります。副作用の話で不安な強迫観念が浮かぶ人は、あまり読まないほうが良いですが、子作りする予定の人は読んでおいてください。 …
恐怖強迫は、恐怖感のある物事全般に強迫観念が浮かぶ症状で、強迫行為としては恐怖回避や防御が多くなります。 恐怖強迫のある人は、ここに書いてあることを読むことでも不安を感じるかもしれませんが、実際には、ただの説明であって、暗示もないし、どう受…
一般的な強迫症の説明にあまり書かれてないこととして、下記のようなことがあります。 関連付き(連想)恐怖・・・例えば、Aという繁華街で、Xという嫌な体験をして、その時、どこかからBというバンドのCという曲が聞こえていました。そうすると、その後、…
強迫性障害は、重症化すると回避や拒絶が増えていきます。 強迫観念が浮かんでしまうような物事、洗浄等の強迫行為をしないといけなくなってしまう物事、そういうことに拒絶反応が強くなります。 強迫観念というのは、基本的に恐怖や不快感、嫌悪の感情を伴…
妄想というのも実際には強迫観念なのですが、その強迫観念の内容が非現実的であるから強迫観念というよりは、妄想ということになります。 つまり、妄想とは非現実的な強迫観念なのです。 逆に言うと、強迫観念とは現実的な妄想とも考えられます。妄想的であ…