強迫性障害の全貌

強迫性障害の知識の普及 Link Free

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

強迫性障害の人は、不幸感や劣等感や羞恥心にも強迫される

強迫性障害だと、不安や恐怖、嫌悪などに強迫されやすいのですが、それだけでなく、不快なこと全般に強迫される人もいます。こういう人は、洗浄だけとか、確認だけとかでは済まずに、いろんな強迫行為をしないといけなくなります。 そういう人は不幸感でも強…

強迫症の人のほとんどは、強迫観念の感染症なのです

ストレスを感じやすく、それに強迫される状態は、ストレス感染であり、いろんな刺激に感染されやすい病気なのです。そのストレスに対して強迫観念が浮かびますが、強迫観念への感染恐怖というよりも、強迫症の人は強迫観念が実際に感染しているのです。 最近…

やりたくもない行為が止められないのはなぜか?

やりたいことが止められないのは、依存症で、やりたくもないことが止められないのが、強迫症です。依存症はやりたいことへの欲求的思考にとらわれますが、強迫症は、考えたくも思いたくもない思考がなかなか離れなくなります。 これは本能が関係しています。…

強迫観念は昇華できるか?

前回書いた、違和感を気にしての運動性タイプも、「こうでないといけない」みたいなこだわりが強いことで、そうでない状態が違和感になってしまう人と、実際に違和感に弱いから、どうしても気になって、その苦痛をなくそうと、なんらかの行為にこだわってし…

強迫性障害とその関連症のタイプ分け

このブログでは、強迫性障害のタイプとして、強迫観念主体型と強迫行為主体型に分けていますが、WHOのタイプ分けとは内容が違うし、他の一部のサイトの説明にあるような認知タイプと運動性タイプなどもありますから、今回はそれらをまとめて整理したいと思い…

強迫性障害を治すと統合失調症になってしまうという話は本当か?

統合失調症の発症前や治療中に、強迫症状が見られることから、昔から、強迫性障害が統合失調症を防ぐという考えがありますが、実際には、統合失調症が強迫性障害を防ぐ形になっています。 統合失調症は昔はストレスに関係なく発症すると言われていましたが、…

強迫性障害であっても人を愛せるか?

まず理解しないといけないことは、強迫症の人は、間違った反応で、間違った思考を持って、間違った行動をしているわけではないということです。実際にストレスに過敏で感受性が強いので、どうしても拒絶反応的に強迫観念が浮かび、危害、危険から自分を守ろ…

強迫観念と不安の違い/強迫症に向いている薬

強迫症の人は一般人口の1%~2%と書かれることが多いのですが、病院に行っていなくても自己診断で強迫症の人も多いので、正しくは分かり難いことです。軽いから病院に行っていない人もいれば、恥ずかしくて行けない人とか、重症すぎて病院に近付くことさ…

強迫性障害の治療は生活を支えるためにある

強迫症の場合、治し難いからこそ、まずは、治療可能な状態に向かうための治療を受けることになります。いきなり治すというよりも、その前に、ストレスの少ない生活ができるように環境調整をして、悪化を防ぎ、少しでも人間らしい生活ができるようにすること…

強迫症は、強迫性うつ病でもある

本当の強迫症患者を強迫性障害から除外するのではなく、強迫性障害の適切な治療方法の中から、認知行動療法を除外するべきです。 ストレスに強要的に慣れさせようとする認知行動療法は、ストレスに極端に弱い病気である強迫性障害には、まったく向いていませ…

強迫性障害の適切な治療方法とは?

強迫性障害は、現実のことであれ、思考上のことであれ、強迫的な事に弱い病気です。過敏でストレス耐性が低いと、そういう刺激に抵抗することさえもストレスになってしまうので、そのままストレスに曝露されて、強迫症状が起こります。 いろんな病院などのホ…

強迫性障害と発達障害と精神病の関係

強迫症の人は、頭の中の情報の整理整頓、不快な記憶の掃除などができないので、強迫観念やネガティヴ思考、トラウマ記憶に慢性的に悩まされます。頭の中がなかなか落ち着かずにリラックスできませんし、身の周りの刺激にも敏感なことで、集中力がなくなって…

本当の強迫症とは?/強迫行為と強迫的な依存行為の違い

強迫性障害は程度も症状も多種多様ですが、大雑把に分けると、強迫行為主体型と強迫観念主体型に分類できます。 WHOの言う強迫観念主体型は、頭の中だけで強迫行為をするタイプで、強迫行為主体型は、現実行動の強迫行為をするタイプで、その両方あるのを混…

強迫性障害のタイプ別治療法

強迫性障害の特効薬とかは、今後も発売されません。強迫観念を抑えると言うことは、不安や恐怖、嫌悪なども弱まり、ハッピーな気分になり、パフォーマンスも向上します。そういう薬は、今でもあることはあるのですが、いろんな人が求めて、乱用される危険が…