強迫性障害の全貌

強迫性障害の知識の普及 Link Free

強迫症の人のほとんどは、強迫観念の感染症なのです

ストレスを感じやすく、それに強迫される状態は、ストレス感染であり、いろんな刺激に感染されやすい病気なのです。
そのストレスに対して強迫観念が浮かびますが、強迫観念への感染恐怖というよりも、強迫症の人は強迫観念が実際に感染しているのです。

最近は、普通の人達も感染恐怖症になっていて、今売れている物のほとんどは、強迫性障害の汚染恐怖、不潔恐怖、感染恐怖、伝染恐怖、醜形恐怖、精神的汚染恐怖などの症状がある人達が日頃から使っている物です。

マスクや除菌グッズ、ペーパー類を使う分だけ買うのは良いのですが、大量な買占めとか転売は良くないので止めてください。
生産が追い付かなくなり、他の人達が買えなくて困っています。

紙製品が売り切れるのはなぜでしょう?
手を洗ったあとなどに、タオルを何回か使うよりも、使い捨てのティッシュペーパーなどで拭いたほうが清潔感は感じられると思います。
ウエットティッシュは売り切れですから、ティッシュペーパーなどに消毒液を付けて使う人もいるかもしれません。
ティッシュペーパーなどが売り切れれば、トイレットペーパーなどを使うことになります。
そういうことは考えられますが、それほど多く使うわけではありませんから、そのためにトイレットペーパーを買うというよりも、品薄になっているから買っている人がほとんどでしょう。
これは意図的な情報操作も関係しているようです。
日用品としてなくなったら困るものですから、なくなれば貴重品になります。
ペーパー類が品薄になっているという情報を流せば、焦って買う人が増えて、売り上げが増えるからです。

恐怖症は何かに対して恐怖が起こる病気ですが、強迫症はその恐怖に慢性的に強迫される病気です。

強迫症患者の場合、恐怖対象が新型コロナのような誰もが避けたいようなことだけではなく、普通の人にとっては、ほとんど不安にならないようなことに対しての恐怖、嫌悪などが慢性的に続いています。
神経過敏で感受性が強いからなのですが、他の多くの人達とは違うことに恐怖しているからこそ、反応や思考内容も普通の人と違いますから、良好な人間関係の維持や日常生活や社会適応が困難になってしまうのです。

新型コロナ感染恐怖症はその恐怖対象から離れて時間が経てば、恐怖も起こらなくなります。
しばらくそういう状況が続きそうですが、そうならないようにできたり、その危険性がなくなれば、この恐怖症は終わります。

強迫性障害の場合、恐怖対象から離れて時間が経っても、その対象への恐怖状態が強迫観念となって、ずっと続いてしまいます。

強迫症の人が不快な体験、辛い体験、怖い体験などをすると、その体験と感情が記憶に残り続けますので、気持ちの切り替えが困難になります。

脳でその情報を処理できないので、神経や感覚にストレスが停滞して、それに対する強迫観念も浮かんだまま消えません。

ストレスが処理されてないのに、新しいストレスが入ってくるので、拒絶反応的に強迫観念も強まり、それを対処しようと強迫行為をしたり、対策や回避もすることになります。

強迫観念は反復性が強くフラッシュバックします。
強迫症の人は解離しませんので、目の前にありありと現れるような幻覚様のフラッシュバックは起こりません。
頭の中に慢性的にトラウマ記憶があり、関連する物事などの刺激で、強く想起されたり、時々他の不快な記憶も強迫観念として想起されてしまいます。

強迫観念は付着性のある不快で嫌な思考ですから、それは汚れと同じです。

新型コロナは一般的な意味での汚れ(不潔)ではありませんが、洗浄したり、消毒したりする意味では、汚れと同じ扱いです。
感染しても症状はそれほど重くありませんが、そういう扱いを受けるから怖いのです。
そうならなくても、そうなってしまうかもという思いが消えないのは、誰にとっても不安なことです。
強迫症の人の場合、そういう新型コロナ感染恐怖症の人のような状態が、他の一般的には些細なことに対して毎日起こっているのです。

強迫性障害の汚染恐怖(実際には汚染嫌悪)の汚れも、洗浄強迫などに繋がるから汚染なのですが、一般的な意味での汚れだけではなく、感染とか伝染を恐怖する意味合いが強く、汚れ自体への嫌悪もあれば、汚れることで病気になってしまうと思える恐怖もあるし、特定の汚染区域の汚れを避けていたり、不正な物事への嫌悪からの汚れであったり、トラウマを刺激することでの汚れとか、いろんな汚れがあるのです。

他人からすれば、新型コロナと違って実害がないのではと思えるのですが、新型コロナへの恐怖だってそうならないから害はないということではなく、そうなってしまうかもという恐怖を持ち続けることも精神的な実害なのです。

そういう情報を見聞きしても恐怖が起こり難い人もいるし、小さな子供とかモウロクしている人などであれば、そういう話を見聞きしても何が怖いのか分からない場合もありますが、そういう恐怖が消えない人は、現実行動でそうならないように予防をしようとします。
だから、マスクや除菌グッズ、ペーパー類が売れているのですが、これが強迫症でいう強迫行為なのです。

強迫観念の汚れは、本人にとっては、表象幻覚で見えたり考えられてしまうし、汚れ自体への嫌悪はもちろんのこと、実際に嫌悪している現実の何かの汚れであっても、その何かに汚れを通じて接触することになりますから、実際のことによる苦痛なのです。
その汚れも強迫観念(嫌悪)も、患者に接触して離れてくれない強迫状態で実害があり、それを避けることも苦痛で、強迫行為をするのも苦痛ですから、嫌悪対象によって、そうしなければならなくなってしまう症状自体が実際の苦痛であり実害なのです。

実際に問題があるから、強迫行為をしないといけないわけですから、強迫行為をしなくても実際には問題ありませんよと言う人は、強迫症がどんな病気で何が苦しいのかを理解できていないのです。

強迫性障害を治すにはストレスに強い人間になればいい、ストレスに慣れるように頑張って鍛錬するといい、理解力や知恵のない人は、そういうことしか考えられません。

そうすれば逞しく生きられますが、それができない病気が強迫性障害です。
神経が敏感なので、ストレスに極端に弱いのです。
無理に頑張ってしまうと余計に神経が消耗して脆く敏感になり、症状も悪化します。

この病気は基本的には器質の問題なので、今のところ治す術がありません。

神経過敏でもある程度元気があって、ストレスへの強さがあれば、強迫症状が活発でも鬱にはなり難いし、逆にストレスに弱くても神経過敏でなければ、うつ病にはなっても、強迫症状がでない人も多いです。

ですが、多くの場合、神経過敏であれば、ストレスにも弱いので、うつ病にもなり、強迫症にもなります。
気力が出ない事での不活発と、神経に触れることを避けての不活発が重なりますが、それでも強迫行為は嫌でもしないといけない病態になります。
そうであることで、寝たきりにはなりませんが、普通のうつ病よりも苦痛が多くなります。

神経過敏である以上は、強迫性障害とは別れられません。
しかしその症状があるから、神経過敏でもなんとか生きられるという面もあります。

神経過敏だから、強迫観念が浮かぶのですが、神経過敏は今のところ治せませんから、強迫行為で対処しながら生きるしかありません。

強迫観念は浮かび続けるし、強迫行為もしないといけません。
それはどうしようもないことですから、それだけではなく、それプラス何ができるかになります。

強迫は束縛で孤独です。その反対に愛と自由がありますから、できるだけ愛のある自由なことをするべきです。
何かのためというのは、制約になりますから、強迫性障害を治すための行為ではいけません。
それは強迫行為みたいなもので、自発的な自由とは別です。

愛は自発的で自由なことですから、愛のあることは=自由です。

強迫観念に強迫されて何かをするのは愛ではありません。

愛するというのは、不安をなくそうとか、寂しさをなくそうとか、そういう動機ではなく、自発的で自由なことです。

強迫観念を消そうとか、強迫行為を止めようとか、強迫性障害を治そうとか、「なにかのため」という制約のない自由な行動が良いのです。

自由になれること、愛すること、それができる力が付けば、鍛錬などしなくても自然と強くなります。

強迫性障害だと、もちろんそれは困難ですが、愛したり、自由にすれば、自然と安心できる状況になりますから、それが増えることで、少しは生きやすくなります。

そういう生活をするためには、ストレスの少ない生活環境であることが理想的です。
過酷な状況で、しかも強迫症状がある状態では、愛とか思いやりとか善行とか言ってられません。
普通の人よりも平穏とか安心とか愛を持ち難い病気なので、孤独になってしまうのです。
重症の人は、人と同居できないので、単身生活の人が多いと思いますから、何でも一人でやらないといけません。
最低限のことをするにも大変ですから、それ+αとかできません。
ということはも普通の人よりも安静にできる環境で生活したいのです。

それができるようになってからの+αです。


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