強迫性障害の全貌

強迫性障害の知識の普及 Link Free

強迫症の人との接し方 身近な人編

強迫症の人は理性が強いので、人前では症状を隠しますが、同居などの親密な関係の人の前では隠せないことが多くなり、症状を見られることもストレスになります。

汚染恐怖主体の重症の強迫症であれば、人との同居ができませんから、自ら一人暮らしを求めるようになります。
重症の強迫症だとまともな一人暮らしをする能力は無いのですが、人と関わらないほうが平和的なのです。

汚染の場合、人と同居すれば、症状への巻き込みは避けられません。
巻き込みするから、余計に悪化するということはありませんし、巻き込みされないようにしたとしても症状は治りません。
強迫観念はそういったことに関せずに浮かびます。

無駄なことばかり繰り返す病気なので、症状に付き合わないほうが当然合理的で楽なのですが、患者本人の苦しみを一人で感じてもらうか、一緒に苦しむかの違いです。

もし一緒に苦しみたくないのなら、できる限り、関わらないようにするべきです。

患者のストレスは増えますから、自ら一人暮らしを求めるようになりますが、それでいいのです。
重症の強迫症の人にべったりだと普通の人の頭もおかしくなります。

別居などすれば、直接的な巻き込みは受けませんが、患者が日常生活さえ困難な場合は、一人ではうまく生きられませんから、距離を置いた上でのサポートは欠かせません。

もちろん症状に付き合ってでも一緒に暮らしたいということなら、一緒に苦しい生活を続けても良いのですが、強迫症の症状に付き添うと普通の精神の人なら発狂してしまうぐらいめんどうなことが多くなります。
狂人と生活するようなもので、患者の頭の中でだけ見えているイメージを理解するのはなかなか難しいことです。

通院はしたほうがいいのですが、強迫症抗精神病薬で鎮静させるような治療をしませんので、入院させても意味がありません。
むしろ、病院という汚い場所に長くいると症状が悪化します。

保険適用外の高額(3日間12万円)な行動療法カウンセリングとかをやっているところは注意してください。
そこのステマがネットには多いですが、やっても効かない行動療法を高くすることで、わざと取り組み難くして、本を買わせるのが目的なのです。
それで本を読んで信者になった人が、カウンセリングを受ける。患者はサクラと信者ばっかりなのですが、これは宗教療法(森田療法など)をマネているのです。
信じる者のほうが治しやすいのですが、ふざけたオカルト商法です。

やるなら保険適応内の安い認知行動療法で充分です。
ただ、それも前向きに取り組める従順な人じゃないと、実際にはあまり効きません。
決定的な治療方法は未だに何もありません。

なので、普通に保険適用薬の薬物療法で悪化を防ぎつつ、生活環境などを調整していくことになります。
良好な人間関係とか、社会的活躍とか、並以上の人生はある程度あきらめてください。
冴えない人生にはなりますが、廃人よりはましという生活レベルでいいのです。

強迫症の人への接し方として一番いいのはやはり、このブログを全部読んで強迫症状を理解することです。
その上でなら、サポートもしやすいのです。


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