強迫性障害の全貌

強迫性障害の知識の普及 Link Free

強迫症とスプリット//薬

汚染恐怖で重症になりやすいのは、良いと悪い、きれいきたない、それがはっきりと分かれてないと不安になってしまうという分裂(スプリット)傾向が強い人です。
その上、非現実的とも思える妄想的思考があります。
神経過敏で、発達障害をベースに心が病んだ人。

強迫症の精神のあり方としては、自分の中に身の周りの世界がある感じです。
自閉できないので、身の周りの刺激、他者の感情や態度などに敏感ですが、実際には他人ですから、自分の思いがネガティヴだと、その思い込みが重なって刺激を強めます。

精神病の人は自分の身の周りに、自分の病んだ精神世界が出てしまい、自我はありますが、幻聴や妄想世界にいます。
他者に敏感ですが、自閉していれば、あまり周りの人のことが気にならなくなっている面もあります。

統合失調症強迫症状がある、もしくは、強迫症が併発している人もいますから、強迫症統合失調症の症状がある人もいます。
そうすると、その二つが合併しているような病態もあり、精神のあり方としては、上に書いた二面性が混ざっていることになります。
境界例、境界型強迫症と言えます。

強迫症だけど、正気や理性が強くて、統合失調状態が抑圧されていた人の場合、ある時から、統合失調症の症状が出てくる可能性もあります。
その場合は、元々統合失調症だったと考えるようです。

頭の中だけの強迫観念が多い人は、おそらく、うつ病として治療を受けているかもしれません。
薬は同じなので、それでいいはず。

強迫観念がない強迫行為だけの人は、あんまりいないタイプです。
強迫観念がないのに、したくもないことをしないといけないのでしょうか?
その強迫行為を我慢した時に、何らかの不快感や違和感や焦燥感などもないのでしょうか?
そうだとすると、こだわりが強いとか、衝動が強いとか、単に癖であるとか、そもそも強迫観念がないなら、ゲーム感覚でしたくてやっているのでは。

強迫行為というのは、何の理由もなく無意味にしないといけなくなってしまう行為ではなく、強迫観念を消すための行為なので、強迫行為だけの人というのは、依存症のグループに近いのでは。

強迫症うつ病の人は多いし、妄想的思考がある人も多いのですが、一方では、発症間もない元気な強迫症の人もいる。
強迫症はこんなに幅があるのに、どれも適応薬は同じ。

強迫行為をするから強迫観念が浮かぶわけじゃない。
強迫観念を無くすには?

記憶を無くすほど酔っぱらったり、恐怖感をなくせるような薬、多幸感が得られる薬を飲めば、ほとんどなくせるかもしれませんが、あくまで一時的なことだし、常時その状態だと、それはそれで社会性がなくなります。
それに止めた時の反動も大きいから、やっぱりSSRI(強迫適応薬)が無難。

抗不安剤SSRIよりは不安感を抑える。よく眠れる。

ADHD薬のストラテラ・・・強迫症(神経過敏とか過剰警戒心)での多動には効かないが、なんだかソワソワしてじっとしていられないような無意味な多動には有効。
そもそも覚醒作用はないので、注意力は特に上がらないが、落ち着くことで、その分だけ集中できる可能性はある。
できるだけ少な目から始めたほうがいい。
ADHD強迫症の人は多いらしいのですが、強迫症の症状には期待できません。


#強迫性障害 #発達障害 #感覚過敏 #神経過敏 #トラウマ #精神病 #PTSD #複雑性PTSD #汚染恐怖 #不潔恐怖 #HSP #HSC #OCD #強迫観念 #強迫症 #ADHD #うつ病 #フラッシュバック #恐怖強迫 #バリアフリー #感染恐怖 #連鎖恐怖 #潔癖症 #こだわり #反芻思考 #精神的にマイノリティー #瞑想 #ヨガ #悟り#解脱症 #不完全恐怖 #ストラテラ