強迫性障害の全貌

強迫性障害の知識の普及 Link Free

心と体、心と現実の区別//ニキビ強迫症

強迫症の人にニキビができると、難治性ニキビになりやすいかもしれません。

強迫症は精神の病気ですが、体質が大きく関係しているように思えます。
その1つは神経過敏、感覚過敏、もしくはその情報の処理ですが、刺激を体全体で受け取ってしまう面があります。
1つの刺激に全ての感覚が使われるのです。
なので、見るだけでも汚れるとか、強迫観念に体全体が反応して、強迫行為をしないといけなくなります。
自分の思い(強迫観念)と体が1つになっているんですね。

そうすると恐怖とか不安のストレスも体に感じやすい、人によってはそれが皮脂腺を活発にして、慢性ニキビになったりと。

心だけで強迫観念をなんとかできればいいのですが、そうすることが難しい体質だということです。

思いと肉体の区別があいまいだと、思いが肉体に伝わりやすい、自分の感情や思いに肉体が反応して動かされることになります。
それは思いと現実の区別があいまいということでもあり、一般的にはあり得ないような事を信じ込んだり、ほぼあり得ないはずの思いでも、それが消えずに、不安や恐怖が強まり、現実的行為で防ごうとしたりします。
過失恐怖(確認強迫など)で浮かぶ不安な思い、不潔汚染恐怖で浮かぶ不安な思い、それらの思いは、現実と同じぐらいリアルに思えるので、振り払えないのです。

思いと肉体(現実)の区別がはっきりしていないとしたら、強迫性障害の土台には発達障害があることも考えられます。


この前書いたニキビ強迫の続き

難治性ニキビの人が強迫症になりやすいかは分かりませんが、神経過敏で違和感に弱い人に、ニキビができると、異物感が気になって、ニキビの芯や膿みが出るまで潰さずにはいられない気持ちになります。
その時点で、すでにニキビ(異物)嫌悪、ニキビができてくることの不安(強迫観念)が生じて、ニキビ潰しという強迫行為に繋がります。
人によっては何度もしっかり顔を洗うことになり、ニキビにバイキンが入らないように、手もよく洗うようになります。これは不潔恐怖、洗浄強迫です。
不安が強いと、体に菌が多いのでは?誰かから伝染したのでは?ダニとか虫がいるのでは?などの汚染恐怖にあるような妄想的強迫観念も浮かぶかもしれません。
神経過敏な人にはシャイで内向的な面があるので、恥ずかしさから、下を向いて顔を隠すようになったり、気持ちや感情などが内側に閉じこもるようになります。回避、引き篭もり。
それでニキビを治す情報を収集するようになります。不可解恐怖、過失恐怖、詮索強迫、検索強迫です。
場合によっては、身体醜形障害にもなります。

このように、難治性ニキビがあると、強迫症の症状とほぼ同じことをするようになります。
ただし、HSP・HSCのような神経過敏な人の話で、鈍感な人はニキビにも鈍感なので、普通にしています。

にきびの原因は皮脂腺が活発になって、毛穴が詰まることだと言われています。
なぜ皮脂腺が活発なのかは、ホルモンだとかストレスだとか遺伝とかのようですが、根本的な治療は難しいようです。
この前書いた 「アキュテイン」(イソトレチノイン)も効いても飲んでいる間だけという話や、副作用がキツイという話が多いで、個人的にはおすすめしません。
ミノマイシンクラリスで全身を殺菌するというのも難治性のニキビだと再発しやすいようです。

イオウの入ったのは、敏感肌だと真っ赤になります。注意してください。
油分の多いのはニキビ悪化しますが、乾燥し過ぎも余計に皮脂が出て逆効果です。

単に女性ホルモンを増やすとか、男性ホルモンを減らす、だけではニキビへの大きな改善は得られないようです。
強迫症にも効きません。

ニキビ難治化の原因の1つは、洗い過ぎたり、油分が多すぎたりして、お肌のバリア機能が機能不全になっていることです。
皮脂を洗うだけでなく、バリア機能を補えば、ほとんどできなくなりますが、これも根本解決にはなりません。

難治性のニキビは心の病気と同じように、身の周りのことを含め、全体的に改善していくことです。


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